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愛おしい時間

今日は楽しみにしていた行事を前に、息子が発熱。体も辛そうで、昼寝が終わった後もずっと横になっていた。よって行事は参加できず。

夫は自分の趣味のイベントがあり、夕方から出ていった。朝も仕事でいなかったし、昼に合流したと思ったら何だか不機嫌になっていたし、一日中ワンオペで、私は楽しみも無くなって、何だかなぁ〜と気が少し腐っていた。

いつも以上に甘えん坊でべったりな息子に今日はたっぷり寄り添う。りんごを食べ、小さなおにぎりを食べ、少しずつ元気を取り戻してきた息子。

キッチンの一角で私の膝の上に座り、お話ししたり、一緒にchokiさんのYouTubeを見たり。

そうしたら娘もそばにやってきて、近くにあった布巾をパタパタさせたり、ボウルを被ったりしだす。その行動がなぜかつぼに入り笑い出す息子。

きゃはははは!!と高い声で笑う息子と、笑う息子を見て嬉しくなり一緒に笑う娘。

何が面白いんだか分からないけれど、心の底から無邪気に笑う子供達の表情や声の可愛らしいこと。

何気ない日常の中の、切り取られることも、写真に残すこともないこの瞬間が、
何と平和で愛おしくて、幸せな瞬間か。

腐った心が晴れていくような感覚だった。

日頃から色んな面で支えてくれている夫には感謝している。でもイライラすることもある。今日だって子供が体調悪いのに、自分だけ趣味に走ってさ。私が一人で子供をみているからあなたの幸せは成り立っている!って憤っていた。

でも、考えてみた。私が今一番大切にしたいこと。それは子供の成長をそばで見守る時間。

子供と過ごす時間は思い通りにならないから、つい被害者意識が湧いて夫に対して恨みにも似た感情を抱くこともあるのだけれど、あれれ、本当は今私が一番過ごしたい時間を過ごせているのでは?という気がしてきた。

毎日毎時間、そうは思えなくても。
幸せな時を過ごしているんだなって、俯瞰できた今日には、意味があった。

冴えない一日だと思っていたけれど、そんな日だからこそ感じられることがある。みえる景色もある。

それが分かれば、やっぱり無意味な一日はない。

今日という日を、素敵な日にできた。

子供達の心に沢山寄り添えた一日だった。
今日を無事に、楽しく過ごした自分をたっぷり労ろう。

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