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「失敗してもいい、背中を見せたい」大迫傑、現役復帰記事に想う

先日、現役復帰を宣言した大迫傑選手。その理由について、彼や彼のコーチのインタビューを交えた記事を昨日、見つけました。

ラストランとしていた東京オリンピック男子マラソンにおいて6位入賞を果たし、2ヶ月ほど、アメリカでのんびり過ごしたそうです。

そして、9月下旬頃、「走ってみようかな~」と思って走ってみたら、「結構、走れた」とのこと。

その後、シカゴマラソンで2位に入った、元チームメートであり、人生の先輩にあたるアメリカのゲーレン・ラップ選手の走りを間近で見て、大きな刺激を受けたそうです。

「もう一度、緊張感のある世界で、見ている人に勇気を与えるような立場に立ちたい」旨の想いに駆られ、現役復帰を決めたと、彼は、語っていました。

「背中を押す立場」だけではなく、「自ら挑戦する背中を見せて、引っ張ることも大切ではないか」という彼の考え方に、私も大いに賛同しますし、共感します。

一昨日投稿した、カズこと三浦知良選手からの言葉のように、「挑戦したければ、何度だって、すれば良い!」と私は思います。

「挑戦するって、楽しい!」という私の人生モットーは、大迫選手やカズ選手の想いに大いに通じるところがあって、だからこそ、ずっと、2人を応援して来たのだと感じています。

2人に共通して言えるのは、彼らの年齢が高いが所以に、彼らの競技力の信憑性が問われている点にあります。

特に、大迫選手の場合、彼が37歳で迎えるロサンゼルスオリンピックまでも視野に入れている点に、賛否両論の意見が出ていることも確かです。

しかし、大迫選手がインタビューで答えている通り、一般的に言われている常識は疑ってみることが重要で、その潜在意識を先ずは取り払ってみるように、彼は、行動して来ました。

例えば、マラソンの難しさを語る上で指摘される『30kmの壁』も、彼自身、そもそも無いと考えて、マラソンに取り組んで来たとのことです。

また、年齢の問題も、オリンピック2連覇中のエリウド・キプチョゲ選手を筆頭に、先日の大阪マラソンでの岡本選手、今井選手のように、30歳台半ば以降でも活躍する例は、枚挙にいとまがありません。

私たち会社員の世界もそうですが、現場での高いパフォーマンスが、世界を動かし、世界を変えていく原動力になるのだと思います。

その意味で、今回の大迫選手の「失敗してもいい、背中を見せたい」という想いは、仮に結果に繋がらなくても、その姿だけで、私たちに勇気を与えてくれると確信しています。

カズ選手の高校時代の恩師が、カズ選手がブラジルに渡る際に語った「お前がブラジルに行こうと決心し、行ったこと、つまり行くだけで成功なんだよ。そこに失敗も成功もない。プロになった、なれない、そんなことじゃない。挑戦したことが成功なんだ。」という言葉を大迫選手にも贈りたいと心から思っています。

頑張れ、大迫選手!応援しています!!

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