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学校が始まる前に、リコーダーを洗って欲しい

こんばんは。リコーダーオタクです。

小学三年生ごろから、リコーダーって使い始めますよね。

そのリコーダー、前回洗ったのはいつでしょうか?

もしかして、手にしてから一度も洗ってない!なんて人もいるのではないでしょうか?

リコーダーは、口をつける楽器です。
スプーンやフォークと同じで、『清潔』であるべきです。

しかし、リコーダーなんて洗ったことない人も多いと思いますから、今回は私のリコーダーの洗い方をご紹介しようかなと思います。

<注意>
私が持っているリコーダーは、全て樹脂製です。
木製リコーダーは、水につけてはいけません。水洗いなんて以ての外です。


掃除を始める前に

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まずは用意するものです。

リコーダー購入時についてくる、『掃除棒』と『ジョイントグリス』

掃除棒がない場合は、菜箸とかでもどうにかなります(多分)

ジョイントグリスを無くした人は、うーん、うーん…。
購入することをお勧めします(´・ω・`)

それから、『食器用洗剤』
私はキュキュットを使います。

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次に下準備。

リコーダーの『指かけ』を外しましょう。
貼り付けるタイプの場合はそのままで大丈夫です!

無くさないように、ケースの中にでもしまっておきましょう。


リコーダーを分解

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吹く部分を『頭部管』、持つ部分を『中部管』、一番下を『足部管』と言います。

三つの部分に分解しましょう。

ここから気をつけて欲しいのが、頭部菅の『エッジ』と呼ばれる部分。

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ここには絶対に触れないでください。

リコーダーの音を出すための、重要な場所です。
傷付いたり欠けたりすると、音が変わってしまいます。

洗うとき、吹くとき、組み立てるとき、いつでも注意してください!


また、長年外していなくて、硬くなってしまっている場合は、無理に外さずそのまま掃除を進めてみてください。
ぬるま湯につけていると、外れる場合があります。

どうしても外れなかったら…最終的には力でどうにかします(´・ω・`)

そうならないよう、日々のお手入れをしましょう><


リコーダーのお風呂

洗面台や風呂桶など、分解したリコーダーを水につけれるサイズの容器ならなんでもOKです!

そこにぬるま湯をはり、洗剤を入れ、リコーダーのお風呂を作ります。

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私は洗面台を利用。

洗面台は陶器でできているので、私は念のためにタオルを敷きます。


洗う

さっそく、リコーダーをお風呂に入れてあげましょう。

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お湯の中で、シャカシャカと降るイメージで全体を洗います。
ゴシゴシする必要はありません。


全体を洗い終えたら、つなぎ目の『ジョイント』と呼ばれる部分にこびりついているグリスを洗い落としていきます。

布とかでゴシゴシと拭いてあげるといいかと思います。

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リコーダーによっては、ちょっと複雑な構造になってて洗いにくいことも…。(画像は足部管)

こういう部分は無理に何かを突っ込んだりせず、シャカシャカと振ったり、お湯をかけて洗います。

グリスはちゃんと塗ってるのに、何年も洗ってないみたいな人は、もしかしたらグリスが固まっているかも。
その場合は、ちょっとつけ置きしてあげてください。

雑に扱わないでね><


繊細な頭部管さんも、こんな感じで。

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洗剤を流す

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洗剤で洗ったリコーダーさんたち。

今度は、洗剤を流していきます。

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これもぬるま湯〜暖かいお湯くらいで。

エッジに触れないよう注意しながら、洗剤を流していきます。


外を拭く

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洗剤を流したリコーダーです。(あまり変わらない)

まずは、タオルで外側を拭いていきます。

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お風呂から上がって気持ちよさそう(?)

頭部管は、エッジに触れないように!
エッジは濡れたままでもいいです(´・ω・`)

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中を拭く

ここで、お掃除棒の出番!!

薄いハンカチや、ガーゼなんかを通します。
あまり厚手のものだと、ソプラノリコーダーなんかは拭きにくくなってしまうので、注意。

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リコーダーを傷つけないため、お掃除棒を包みます。

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それで拭いていきます。シャコシャコ。

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一部の会社リコーダーは、裏の穴の周りが硬い素材で保護されてる場合があります。

中を覗くと、ちょっと出っ張ってる…。

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無理に押し込んで拭くと、ここに引っかかることがあるので、気をつけてください。


頭部菅、あまりコツコツしないで、優しく拭いてあげてくださいね。

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頭部管をふぅー!

これで、外も中も拭けました!

でも、吹き口の細いところには、水が残っています。

お掃除棒も入らないので、結局は自然乾燥になるのですが。
一度水を吹き出しておきましょう。

私は利き手が右なので、左利きの人は反対の手で…やりやすいようにやってみて!(雑)

右手で、穴を塞ぎます。完全に塞いでください。

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左手で、吹口をタオルで覆います。押し当てなくていいです。

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エッジをパクッとして、ふぅー!っと勢いよく、息を吹き込みます。

すると、吹口から水が出てくると思います。

2,3回吹き込んで、水が出てこなくなったらOKです。


乾燥・組み立て

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いよいよ組み立て、といきたいところですが。

先ほども言った通り、メーカーさんによっては、ジョイント部分が拭けないようになってることがあります。(画像はAulos)

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こういうのは、無理に拭かずに自然乾燥させましょう。
濡れたままやっても、カビの原因になってしまいますから。


ヤマハの楽器は単純な作りになっているので、組み立てていこうと思います。

ここで『ジョイントグリス』の出番です!

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中部管に塗っていきます。

もし、洗い残しのグリスがこびりついていたら、タオルで拭き取ってから拭いてください。
また、水気があった場合も、乾いたタオルで拭いてから、グリスを塗ってあげましょう。

べちゃっとつけて

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薄く伸ばす!

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頭部管・足部管も同様に、グリスの洗い残しや水気があったら、しっかり拭き取ってから組み立てましょう。

何度か抜き挿ししてみて、スムーズに動くようになればOK!

どうしてもうまく噛み合わない(何年も眠ってたリコーダーに多いです)場合は、ジョイント部を少し削って細くしてあげてもいいです。
ゆるゆるにならないように注意!


おわり

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是非この機会に、リコーダーのお掃除してみてください!


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