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『アンパンマンのマーチ』って深いよね

こんばんは。

最近、とても情緒不安定です。
心の波がジェットコースターをしていて、頓服が手放せない日々を過ごしております。悲しい。


アンパンマン

みなさん、記憶に残っているかどうかは微妙なところですが、成長過程においてアンパンマンを通過しなかった人はほとんどいないことと思います。
成長するにあたり、アンパンマンが必要というわけではないはずなのですが、とても不思議なことに、日本人のほとんどはアンパンマンを見たり、アンパンマンのおもちゃを手にしたり、アンパンマンのマーチを歌ったりして、いつの間にかそれを卒業して、プリキュアや仮面ライダーに入学をして。気付けばそれも卒業して、思い思いの方向へと旅立っていくわけです。

とても不思議ですね。

そんなことは置いておいて。

アンパンマンって、確か絵本がはじまりだったと思います。
加えて、発売された当時は、自らの体を犠牲にして誰かを助けるという行為に対し、反発の声が大きかったそうです。(うろ覚え)

今でこそ、誰もが認める幼児向けアニメとなっていて、ほとんどのママさんは、子ども見せることに対し抵抗はないと思いますが。
よくよく考えてみると、確かによろしくない。

特に、自己犠牲が美化されてるのは、個人的に危険な描写のように感じます。子どもは、大人ほどの経験がないため、正義と優しさの区別も曖昧ですからね。
例えば、お菓子が欲しくて泣いている子に、自分のお菓子をお友達にあげたら、自分のお菓子が少なくなってしまうこともよく分からない時期だってあるでしょうし。


アンパンマンのマーチ

ここからが本題です。

めちゃくちゃ病んでる時に、アンパンマンのマーチを聴いたんですよ。
なんていうかこう、童心に帰ったような安心感を得られるかな、優しい音楽に、優しい声、優しい歌詞…ではありませんでした。

そうだ、うれしいんだ。いきるよろこび。
たとえ、むねのきずがいたんでも。

停止停止停止。
生きる喜びを感じられることは、嬉しいことですね。それは分かります。

例え胸の傷が痛んでも。痛んではいけません。
自分の心を大切にしなさい。

出だしから雲行きが怪しい。

なんのためにうまれて、なにをしていきるのか。

誰か、この問いに対する答えを私に教えてください。
私には、一生かかっても見つけられる気がしません。

こたえられないなんて、そんなのはいやだ!

私の人生、この時点で、絶望一色なんですが。
一生答えられる気がしないんですって。助けて。

いまをいきることで、あついこころもえる。
だからきみはいくんだ、ほほえんで。

今を生きて、心を燃やして、灰になりそうです。
ていうか、灰になってます。すでに灰です。

救いの神・アンパンマンが…!

ああ、アンパンマン、やさしいきみは。
いけ! みんなのゆめ、まもるため。

残念ながら、この世界にはいないんですよね。

アンパンマンがいないこの世界は、夢を護ってもらえず。
与えられた問いに答えることもできず、心は灰になり、笑うこともできず。
ああ、なんて絶望で満ち溢れているのでしょう。

なにがきみのしあわせ? なにをしてよろこぶ?

もう、分かりません。なにも分かりません。

私にとって、幸せとはなんだ。私は幸せに、なにを求めているんだ。
というかそもそも、幸せとはなんなんだ。

私はなにをすればよろこぶんだ。なにをしたいんだ。
というかそもそも、喜ぶってなんだ。

わからないままおわる、そんなのはいやだ!

うんうん、私も嫌だよ。
嫌だけど、幸せも喜びも、形のないものなのだから、仕方がないじゃないか。

そんなのは、いやだよ…。

わすれないで、ゆめを。こぼさないで、なみだ。
だからきみはとぶんだ、どこまでも。

なんのために生まれて、なにをして生きるのかが、分からない。
なにが幸せなのかも、なにをして喜べるのかも、分からない。

せめて、夢という希望を忘れさせてください。
せめて、涙にのせて、この虚しさと苦しさを心の外へと出させてください。

アンパンマンが、自分に気づかず遠くへと飛んでゆく姿が目に浮かびます。
私は、アンパンマンにすら、見捨てられてしまうのですね。

そうだ、おそれないで、みんなのために。
あいとゆうきだけがともだちさ。

拝啓 アンパンマンさん
自分のことを、大切にしてください。 私より

愛と勇気だけが友達だと…?
キャラクター数でギネスを取った、この作品の主人公が…?
友達ってなんだ。どこからが友達なんだ。
私が友達と思っている人は、私のことを友達だと思っていないのかもしれないのか。

人間不信になりそう。

ああ、アンパンマン、やさしいきみは。
いけ! みんなのゆめ、まもるため。

本当に君が優しいのならば、きっと自分には、愛と勇気以外にもたくさんの友達がいることに気づくことができるだろう。
みんなの夢を護る前に、目の前の人との友情から護ってみてはいかがでしょうか。

ときははやくすぎる。ひかるほしはきえる。

唐突に、私と同じ次元にいるような心地。
時は、非常にも過ぎ去っていく。だからこそ、残酷なんだ。
宇宙の果て、遠いところで輝いている星でさえ、永遠ではないんだ。

私の命も、あらゆる答えを出せないまま、時間においていかれ、いつの間にか消えてしまっている。
人生とはきっと、そういうものなんだろう。

だからきみはいくんだ、ほほえんで。

…認めよう。私は君には勝てない。
私が君のような強さを持つことは、きっとできない。

清々しいまでの完敗だ。ありがとう、アンパンマン。

そうだ、うれしいんだ、いきるよろこび。
たとえ、どんなてきがあいてでも。

…もしかして、君も、何かと戦っているのか?
戦っているのは、私だけではなかったのか?

アンパンマン
それはもしかすると、さまざまなものと戦い続けている私と、似ているのかもしれない。

ああ、アンパンマン、やさしいきみは。
いけ! みんなのゆめ、まもるため。

まずは、自分自身の夢を護ることからはじめてみるよ。
勇気をくれてありがとう、アンパンマン。


アンパンマン体操

多分、どこかで一度は耳にしたことがあると思うのですが。

これに、全ての答えがありました。

アンパンマンは君さ、元気を出して。
アンパンマンは君さ、力のかぎり。
ほらキラめくよ。君はやさしいヒーローさ。

色々なことに悩み、挫け、悲しみ、それでも負けずに微笑んで、前へ前へと進んでいく。

そう、戦っている全ての人こそ、アンパンマンなのです。

今日を強く生き抜こう。
そして明日もまた、強く生き抜こう。
元気を出して、力の限り。

* * *

見出し画像は、アンパンマンポータルサイトの壁紙から


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