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『純愛だよ!!!!!!』(呪術廻戦0)

呪術廻戦0を見にいってきました。
いや〜〜〜〜、最高だった。

とりあえず感想をかくつもりですが、若干のネタバレを含みます。
知らない人は要注意。

それと、アニメの方もそこそこに突っ込んでいきます。
こちらも知らない人は要注意。

ま、なんとかなるか。(五条悟風)


アニメとは真逆の方向

呪術廻戦、私はアニメと映画しか知らないので、本当ににわかで申し訳ない限りなのですが。

アニメは『普通に生きてきた虎杖が、呪いにかかわるようになる話』なのに対し、映画は『呪いと関わり続けて生きてきた乙骨が、呪いを解く話』で、かなり対照的な作りになっているなと思いました。

だから、アニメは進むにつれて重くなっていくけれど、映画は進むにつれて軽くなっていきます。

前半というか冒頭、マジで胃もたれする。
うおおおおお…ぐはぁぁぁぁぁ……と思いながら、見ていました。
人類の一部の、マジで刺さる人にはマジで刺さるタイプのやつ。
私は、マジで刺さる人だったので、刺さりました。結構トラウマ抉られるよね。

冷静に考えると呪術廻戦って、虎杖があんな性格だから成り立っているのであって、激病みしてもおかしくないレベルの血みどろな話ですよね。
自分のせいで人が傷つくし死ぬし、命は埃を払うかのようにこぼれ落ちていくし。助けられる時は助けられるけど、助けられない時は助けられない。それが現実、って感じで。

対して乙骨は、初めから病んでます。だから、刺さる人には刺さる。
彼を知りたければ、劇場へ足を運んでください。私はこれ以上言わないぞ。

筋書きだけでなく、主人公の性格まで本当に対照的。
だから、アニメがあまり好きではなかった人でも、映画は好きになれるかもしれないなと思いました。それくらい違う。映画は、青春ものと言っても過言ではない。

若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ、何人たりともね。
(by五条悟)


愛ほど歪んだ呪いはない

ところで唐突ですが、私は比較的、愛の重い人間です。
好きなものはとことん思い入れるし、夢中になるし。

根本的に、虎杖と乙骨、どちらに似てるか?と聞かれたら、圧倒的に乙骨だと思います。虎杖みたいに前向きを装おうとしているだけで。

だから、なんていうか。
五条悟に「愛ほど歪んだ呪いはない」って言われたら、純粋に刺さりますよね。だって五条悟だよ?

愛情って間違いなのか。
どう足掻いても、歪んでしまうものなのか。
相手を縛り付けてしまうものでしかないのか。

持論だけどねって、いやもう五条悟に言われたら、世界の真理みたいになるやろがい!

人間、愛が原動力だと思ってるし。恋愛、友愛、家族愛、どんな関係性も、愛がなければまず成り立たない。
愛があるから思い遣りを持てるし、余裕を持てるし。何か困難があっても、信じられるし、一方的に奉仕することもできる。
愛があって信じているからこそ、逆に一線引くことだってできる。何せ信じているから。

綺麗なことばかりではないことは知っているし、歪んでしまうことも少なくないことも知っているけれど、私としてはその清さも信じていきたい。
崇高な部分だってあるよ、みたいな。


純愛だよ!!!!!!!

とかまあ、持論(私の)を展開しましたけれど。
乙骨くんの回答が、何よりもスマートで美しくて、印象に残りました。

「純愛だよ!!!!!!」って。
ただそれだけです。

もう、ほんとそれな!
愛情舐めんな!いいもんだぞ!

って、エベレストの上から世界中に叫びたい。

私の呪術廻戦0の感想は、もうそれで完結します。
「純愛だよ!!!!!!」、これで十分です。
このシーンだけでも見て欲しい。むしろこのシーンのためだけに、見にいってほしい。

純愛の美しさ、尊さを知れ。愛はいいものだぞ。
歪まないものだって、純粋なものだってあるんだよ。


色々あって悩んでいたけれど

この先は、呪術廻戦に全然関係ない、私自身の話になります。
いや、ここまでも十分そんな感じだったけどね?

年末年始にも色々あったけれど、まあ、ここ数年という長期スパンで、私には色々ありすぎました。

自分の歩んできた道を疑うようなことがたくさんありました。
これからの道だって、どう進めばいいかを悩み続けてきたし、今でも悩み続けています。

こうしたいという理想はあるし、もしそれが通ったとして、結果的に上手くいかなくなってしまった場合の保険も考えなくてはいけません。
もちろん、理想通りに行くことはあまり考えていません。理想通りにいかない場合の事の方が、より綿密に考えています。こればかりは、経験上仕方がないのかも知れない。

だから、病みやすいのだろうと思います。
まあ、そんなことは置いておいて。

何かをきっかけに、考えなくてもいいことは考えないようになりたいなって思いましたね。
人は些細なきっかけで変われるとか、困難から逃げるではなく立ち向かってみると思いの外どうにかなるとか。何かを信じて、変われたらいいなって。

乙骨がまさにそんな感じだったので。まあ、作られたお話だから、上手くいって当然ですが。
今の私には、ありもしないものを信じるくらいの無謀さがあってもいいかなと思ってみました。とはいえ、随分前から頭の片隅で考えていたことではありますが。
多分、結構、色々なことを考えて悩んで、自分から不自由になって生きてるタイプだと思うので、そういう無駄なところをザクザクとカットしていきたい。

色々なことが、良い方向に動かして行けたらいいな。
せっかくの新年だし、これも何かの縁だと思って。

呪術廻戦0と、乙骨憂太をきっかけに。

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