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絵本でトイトレはすすむのか?問題

『おまるちゃん』(きたがわめぐみ / 教育画劇)

おまるちゃんのサイン本をえほんやさんで販売しています。

あらすじ

愛らしいお目めとくちばしで、こちらを見ているおまるちゃん。
表紙だけで「きゅーん」としちゃいます。
(現在えほんやさんで『おまるちゃん』パネル展を開催中!2020/7/17(金)〜8/17(月))

主人公のまーちゃんは、おむつちゃんと仲良しで、おまるちゃんが「おまるはいかが?」と言っても、「いりませーん」。

でも、まーちゃんのオムツが、たっぷんたっぷんになってしまいます。
おむつちゃんがおまるちゃんに助けを求めます!
さぁ、まーちゃんは無事におまるちゃんでおしっこができるのでしょうか!?!?

タイトル通り、おむつからトイレに移行する2、3歳のお子様向けの絵本です。

今の時期、トイトレ中の方も多いと思います(トイトレは夏が進むと言われています)。
そんなトイトレのお子さんと一緒に楽しんでいただきたい絵本です。

我が家のトイトレ中の息子(2歳10ヶ月)の反応

実はうちの息子もトイトレの真っ最中。

今はおしっこは随分成功するようになってきましたが、うんちはなかなか進みません。
今までずっとオムツをしていたので、すぐにトイレに移行するのは難しいですよね。

保育園の先生に聞いたところ、オムツには異常なほどの安心感があるそうです(笑)
誰だって安心なところで排泄したいですよね…。

そんな状況の中、息子と一緒に『おまるちゃん』を読みました。
読む前の母の気持ちは「おまるを見たことがない息子にもわかるかなぁ?」という、少しの不安。

でも読み始めると、息子が食い入るように見ているのが、ものすごく伝わってきました。
自分の今の状況と重なるので、半端なく感情移入しているのでしょうね。

いつもだったら、こちらの読むペースに関係なくどんどんページをめくっていったりするのに、ちゃんと聞いてました。
オムツが出てくると「あ、オムツ!」と。
おまるちゃんの登場シーンでは、見たことがないのでスルーでした^^;(これは仕方ない。)

読んだあとの感想としては、母の想像以上に興味を持っていたなぁという感じです。
やっぱり今トイレに移行しようとしている自分と重なっているんでしょうね。
そしておまるに関しては、まったくノータッチでしたが、特に「何これ?」と聞いてくることもなかったので、
「多分トイレっぽいものなんだろう」ぐらいには感じてくれたんじゃないかな?笑

そう言えば子どもは、知らない”ことば”が多いから、
ある程度の年齢までは引っかからずに聞き流せるということを聞いたことがあります。
きっと今回のおまるに関しても、先に書いた”ことば”と同じ感じで聞き流していたんじゃないかなと思います。
知っているオムツとか、おしっこ、うんちなどのことばを組み合わせて、自分なりに理解しているのかなー。

その後の息子くんの変化

『おまるちゃん』を読んだあと、トイトレは特に変化はありません。
正直、読んだ後にトイトレがスムーズに進むといいなと期待した気持ちがないわけではありませんでしたが、期待通りにはいきませんでした。

でも、『おまるちゃん』の中で、まーちゃんの排泄が成功した場面。
みんながいっしょになって喜んでくれる姿に自分を投影してくれていたのではないかなと思っています。
トイレを成功するとみんなが喜んでる!
褒めてくれる!嬉しい!
この気持ちになるのが大切なことだと、私は思います。

最近では、自分から「トイレに行く!」と声をかけてくれることが多くなりました。
保育園でも、先生が声をかけるとほぼトイレでできるようになってきているそうです。

まとめ

パッとオムツが外れる子もいれば、なかなか難しい子も。

トイトレを早く終わらせたいという親サイドの気持ちもよくわかります。

だから、絵本でうまくいくなら読もう!っていう気持ちも。

でも効果を期待すると、できなかったときの残念感がすごすぎて、「なんだうまくいくって聞いたのに」って、その絵本自体を嫌いになっちゃう可能性があるんです。そんなのはもったいない!!

もし効果を求めるなら、それは絵本ではなく幼児教育教材(某○ネッセとかのやつ)を読むべきです。

絵本と教材は別物で、絵本は「コミュニケーションの道具」「小さい人との時間を楽しむもの」と考えて選ぶといいと思います。


トイトレって、とっても長く感じますよね。でも、大人になってもオムツをしている人はいないから、と気楽に考えて進めていけるといいですね。
トイトレの時間も、振り返ってみるときっとあっという間の出来事なんでしょうね!

作者のきたがわめぐみさんのトークイベントを開催します。
イベントの詳細はこちらからご確認ください。

オンラインイベント|きたがわめぐみさんトークイベント詳細

非常に長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました^^

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