価値の有無は子どもが決める
昨日の夕飯に作ったレバニラの残りでお昼ご飯を済ませ、コーヒーを啜りながらnote内をお散歩していたら、こんな記事に出会った。
まさに、うちの子のことかな?と思った。うちの4歳は今、幼稚園に着ていきたい服が恐竜のセーター1着しかない。この1着で頑張ろうとしている。
我が家は裕福な家庭ではないが、子どもが1人だということと、断捨離が好きでときめくものしか手元に置きたくないということもあって、「シンプルで質の高い物」を厳選して買うようにしている。夫は形から入るタイプなので、質のいい物・信頼するメーカーが作った物がお気に入りだ。
子ども用品も同じように選んできた。使う期間は短いかもしれないけれど、より肌にやさしいもの、シンプルで上品なデザインのもの、そんな風に選んできたし、ごちゃごちゃしたお店はお店ごと避けた。おもちゃは、木のおもちゃや質の高い海外おもちゃの専門店で選び、足りないおもちゃは手作りした。
そんな中、子どもの交友関係が広がり、息子は私達夫婦が「避けてきたもの」をいろいろと目撃するようになる。
一瞬めまいがしそうになった。今まで大事に大事に色がつかないように育ててきたのに、と。
でも、わたしは息子が友達と共通の話題をもてることを優先した。民放のテレビを見ることを解禁した。ウルトラマンがついたTシャツも買った。音の出る消防車も買った。
上に載せたくじらさんが書かれた記事を見て、ああそうだよな、と再確認した。
大人にとって価値の高いものが、子どもにとってもそうだとは限らない。息子の宝物箱を見れば一目瞭然だった。
子どもが育つ環境を整えること、それが親の大きな役目のひとつだと思っている。その気持ちは今も変わらない。ただ、子どもの好みや興味を否定する権利は親ですらもっていないのも事実だろう。実子とはいえ、別の人間であり、別の人間の好みに私が口出しをする権利はない。
このことは、何度も確認していかないと忘れがちだ。だから何度でも確認したい。
価値の有無は、子どもが決める。
くじらさん、大切な気付きをありがとうございました。(おしまい)
追伸:1着では困るので、幼稚園のみんなに見せてもいいような素敵な服をもう少し買おうと思います。もちろん、息子のチョイスで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!サポートしていただいた暁には、自分のために厳選した1冊を購入させていただきます。感謝いたします。