【メルマガ絵本沼】第12号『ノンちゃん雲に乗る』(石井桃子/1947年)
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このメルマガもおかげさまで創刊一周年となりました。みなさまに感謝!
今回はいつもと趣向を変え、絵本以外の作品をお題にしようと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
※※※お知らせ※※※
本年一発目の絵本沼講座開催に向けて、2010年以降に刊行された韓国絵本を読み込んでおります。3月開催ですので詳細決まりましたらご案内いたします。 あわせて「絵本の周辺」をテーマにした連続講座も企画中です。絵本沼ゼミでしか学べない内容ですのでご期待ください(^^)
-ラスト10頁で登場する4人目の視点-『ノンちゃん雲に乗る』(石井桃子/1947年)
■巨人のデビュー作
児童書業界にはさまざまな人たちがいる。
作家、出版社勤務、書店、図書館司書、学図や幼保、読み聞かせ系や育児系、創作系、評論系など立場は多岐にわたり、また、児童書に関わるようになったルートや目指すベクトルなども人によってバラバラです。
なので一見広い世界に思えますが、実際には知り合いの知り合いでほぼ埋まってしまうような狭さで、この業界広いなあと思ったためしがなかったりするのでした。
児童書村とはよく言ったものです。
そしてこの村に住み続けていると、すべての村人が必ず一度は目にする、耳にする、ある巨人の存在に気がつきます。
それはいったい誰か?
そう、それは、石井桃子という人なのでした。
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