見出し画像

インタビュー #002 保育士グループリーダー なるさん

「児童発達支援 えほんの木 相生山」(以下、「えほんの木」)開設1周年を記念したスタッフインタビュー企画、2人目は保育士グループのリーダーと各職種を統括する現場リーダーを任されることになったなるさんです。

社会福祉士と介護福祉士に加え、保育士の資格も持っているなるさんはどのような想いで支援に向き合っているのでしょうか。

1人目のインタビューはこちら


さっそくですが、これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、障害分野の社会福祉法人で働き始めました。最初の1〜2年目は生活介護、障がいをお持ちの大人の方を対象に支援を行っていました。その後、法人内で発達支援センターが開設され、児童指導員としてそちらに異動しました。そのセンターでは子どもたちの発達支援に従事し、途中で産休なども挟みながら、通算で4年ほど在籍していました。その後、「えほんの木」に転職して今に至っています。

保育士に加えて、社会福祉士や介護福祉士の資格もお持ちだと聞きました。

はい、大学で社会福祉士と介護福祉士の資格を取得しました。もともと人が好きで、 人のためになったり人と関われる仕事がしたいと考えていて、大学選択時に福祉系を選びました。介護関係の資格を取得するコースだったので、同級生は高齢分野に進むことが多かったです。ただ私は実習などを通じて障がいの分野で働きたいと考えて、この分野に進みました。
その後、社会人になって発達支援センターに携わるタイミングで保育士の資格を取得しました。

<編集部注>
保育士になるには指定の大学・短大・専門学校などを卒業する方法に加え、年2回の保育士試験に合格する方法があります。なるさんは試験に合格して保育士の資格を取得したそうです。

保育士になるには_こども家庭庁

仕事のやりがいや難しさを教えてください

3月ころから現場のリーダーにチャレンジしていて、事業所での活動計画の立案や現場の対応、休憩の調整などを行っています。その中で感じる難しさは、多職種の連携です。

「えほんの木」には保育士だけでなく看護師や理学療法士、心理士、言語聴覚士など、さまざまな資格を持ったスタッフが集まっています。立場が違うことで、やはり支援に対する目線もスタッフごとに少しずつ異なります。看護師の目線であったり、保育士の目線であったり。こういった中で最終的にどのような支援を行うか、どういう方向に向いていくかを、皆で意見を出し合いながら考えてまとめていくことには、難しさを感じることもあります。

ただ、その目線は異なるのが当たり前だと思っていますし、皆でいろいろな意見を出し合って、良いところをかけ合わせた支援をしたいと考えています。

やりがいを感じるのは、やはり子供たちの成長です。子供たちは毎日必ず成長していて、すこしの声かけや支援で昨日できていなかったことが今日できるようになったりします。そんな姿にやりがいを感じますし、せっかく事業所に来て時間を過ごしてもらっているので、小さな変化を見逃さずに、保護者の方にお伝えしたり他のスタッフとも共有したいと思っています。

打ち合わせや日報を通じて自分が気付けなかった変化を教えてもらうこともたくさんあります。「えほんの木」はどちらかというと小規模な事業所ですが、大きすぎないからこそ毎日全員で打ち合わせをしたり、業務日報の内容を詳しく共有したり、子供たち一人ひとりに寄り添えることころがいいところだなと思います。

これまでの経験で印象に残っているエピソードはありますか?

毎日が充実していて特定のエピソードを選ぶのは難しいですが、やっぱり子供たちと過ごす時間がすごく楽しいです。自分が楽しむことで子供たちも楽しんでくれるのかなと思っていて、毎日楽しく一緒に過ごさせてもらっています。

仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?

自分の中で大切にしていることは子供の意見も、スタッフの意見も、保護者の方の意見も、皆の意見をまずは聞いて、尊重することです。その中で自分が感じたことや共有したいと思ったことも伝えていきたいなと思っています。

最後に、「えほんの木」の利用を検討している方や働くことを検討している方ににメッセージをお願いします
「えほんの木」は本当に子供たちもスタッフも和気あいあいとしていて、すごくあたたかい雰囲気です。そんな中で私たちは少しずつ子供の成長を見守っています。そんなあたたかい施設に、一度来てみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?