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大きくなっても発明家でありたい!童心をくすぐる最高の1冊。
今回ご紹介するのは色の発明家であるこねこたちが登場する絵本です。
ふたりの名前はブラッシュとハッシュ。
いろんな色を混ぜ合わせて新しい色を作るペンキやさんです。
絵本は文字通り「絵の本」です。
鮮やかな絵、美しい絵にはやはり心を奪われてしまいますよね。
この絵本もどのページを開いても、童心にすぐに帰らせてくれる、
ワクワク感を持った1冊となっています。
こちらの絵本のテーマは「色」。
「色」の絵本は絵本の中でも人気の高いジャンルの一つですね。
子どもたちの周りにはたくさんの色で溢れています。
新しいものとの出会いが、そのまま新しい色との出会いに繋がる。
色の絵本って子どもたちに新しい出会いを届けてくれる絵本でもあるのだと思います。
そして、この絵本はただの「色」の絵本ではありません。
ある色と、違う色を組み合わせたらどんな色ができるのだろう。
そんな発明家である子どもたちの好奇心を強くくすぐってくる絵本でもあるのです。
最初はイメージできなくてもまったく問題ありません。
だって、この絵本に登場するブラッシュとハッシュのふたりは色作りの天才なんですから。
驚きの早さでいろんな色を作りだしてしまいます。
そして、もう一つ面白いなと思ったのが、
ブラッシュとハッシュは文字が読めないということ。
だから、バケツに色の名前が書いてあっても、ふたりには描くまでどの色なのかが分からないのです。
もちろん、新しい色を生み出す時も実際に混ぜ合わせてみなければ、
どんな色が出来上がるのかは分かりません。
この絵本を初めて読んだ子たちも、もしかしたらまだ文字は読めないかもしれません。
でも、だからこそ新しい出会いにたくさん出会えるのかもしれませんね。
大人になると、きっとバケツの文字は読めるようになるでしょう。
だから、実際に混ぜ合わせなくてもどんな色ができるのか分かってしまうのかもしれません。
それは知識が増えた成長の証ではありますが、
新しい色との出会いはもしかしたら生まれづらくなっているのかも。
そんなことを考えていると、子どもたちはふたりのこねこたちのことが羨ましくなってきます。
緑を作ろうと思ったら、まったく違う色ができた。
それも新発見の一つです。
試行錯誤することって大変かもしれないけれど、実はすごく面白いことでもあります。
子どもの時だけでなく、大人になってもずっとブラッシュとハッシュのように発明家でありたいものです。
そしたら、まだまだ新しい出会いはきっと目の前にやって来てくれるのでしょう。
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