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一貫性を生む

何かしら活動をしていると、「これって何のためにしているんだろうか?」と考えることがあると思います。その時に、活動に一貫性があれば「何のためにしているか?」ということが分からなくなることは減るのではとぼくは考えています。


ぼくはこの一貫性を生むのは”コンセプト”だと考えていて、これが活動の中心軸になるのだと思っています。いくつか複数の活動を抱えていたとしても、この中心軸(コンセプト)さえあれば”何のためにしているのかが分からなくなる”ということは少なくなるという考えです(他人の受け売りですが)。


中心軸を明確にすることで得られるメリットの一つが”活動がつながってくる”ということだと思っていて、例え全く別のジャンルの活動をしていてもつながりや関連性が生まれてくるとぼくは考えています。それがより自分の活動の一貫性を生むことになり、そうすると他人が自分の活動を見たときに”どういう活動をしているのか?”が分かりやすくなります。


分かりやすさが必ずしもいいとは言えませんが、ただ少しでも自分のやりたいことが相手に伝わることはいいことであると思っていて、その工夫の一つに”一貫性を生む”があると考えています。


また、人とつながるには表面上や短期的な利益よりもコンセプトや理念といった”考え方”でつながった方が、活動のブレがなくてやりやすさが生まれるように思います(大きな企業に関しては分かりませんが、ぼくのように小さな規模で動いている人間はそう感じています)。


5,6年くらい前の話になりますが、アートスクールに通って絵本をつくっている時、講師の方から「君の絵本は一貫性がある」という言葉を言っていただいたことがありました。その一貫性を生んでいるのは”表現したいものが心にあって、それが中心軸になっている”ということだそうで、その中心軸に沿うからこそ物語に一貫性が生まれるのだそうです。


ぼくはこの”一貫性を”大事にしようと考えています。つまり、表現したいものを表現するということで、それがぼくが絵本をつくる理由であり、”何のために”にあたる部分なのです。


ここ最近、人と関わると「こういった絵を描いてくれないか?」と聞かれることが増えたのですが、その時にどういった依頼を受けるのかという判断は非常に大切だと考えています。個人でやっている活動も増えてきたので、より自分の中心軸になる”コンセプト”は明確にしていきたいなと考えています。


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