見出し画像

あなたの絵本、どんなカタチにする?

絵本作家を目指し、イラストを描いたり
ストーリーをつくったり。
自分の世界観がカタチになっていくのは
とてもワクワクしますよね。
さらに、それがしっかりとした「絵本」に
なるかと思うと感慨もひとしおだと思います!
 
あなたがつくる、世界に一つだけの絵本。
せっかくなら、細部までこだわってみませんか?
 
今回はちょっと専門的な部分にまで踏み込んで、
絵本をつくる上であなたらしさを盛り込める
ポイントを追ってみようと思います。
ぜひ、絵本づくりの参考にしてみてください!


1.サイズを選ぶ

 
まずは、つくりたい本の大きさを決めましょう。
たとえばお子さんに読んでいただきたければ
絵や字が見やすい大きめのサイズがおすすめです。
ひざの上に大きく広げることで
絵本の世界に入り込みやすくなります。
 
お話の内容によっては、縦にするか横にするかでも
見え方や印象がガラッと変わりますよ。
 
一方、気軽に持ち歩いたり、
お友達など親しい方に配りたいなという場合は
小さめのスクエア型が良いかもしれません。
どんな人に読んでもらいたいか、
どんなシーンで手に取ってもらいたいかに合わせて
さまざまなサイズを検討してみてください。

どんな人に読んでもらいたいかを考えてサイズを決めましょう


2.紙・加工を選ぶ


紙選びも非常に重要です。
表紙・中身も含め、
紙の厚さ、触り心地、ツヤの有無など
お話のイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。
 
表紙は基本的にハードカバー。
硬い板紙を使ったもので、
いわゆる絵本の「顔」になる部分です。

また、紙の上から「PP(ピーピー、ポリプロピレン)」と呼ばれる
素材を貼ることで、
破れにくく丈夫な表紙になります。
PPの種類によっても、
表紙の印象を変えることができますよ。
グロスPP加工を施すとツヤのある明るい仕上がりに、
マットPP加工を施すと上品で落ち着いた仕上がりになります。
 
本文で使う紙は、触り心地、めくり心地を
ぜひご自身の手で触って選んでみてください。
指で挟んだときの厚みや
光沢の有無、軽さややわらかさによって
絵の風合いが変わって見えます。
 
さらに、表紙と本文の間に挟む「見返し」は
いろいろなカラーを選べるので楽しいですよ!
見返しにも印刷をしてみると楽しい絵本になりますね。


3.綴じ方を選ぶ


本の綴じ方もさまざまな種類があります。
 
一番簡単なのは「中綴じ」
中央の2ヶ所が針金で綴じられている方法です。
折って綴じるだけなので、短い時間でリーズナブルに作れます。
ほかの綴じ方と比べると耐久性に劣りますが、
手早く簡単に、リーズナブルに作れます。
  
「無線綴じ」は中綴じよりも頑丈です。
本文のノド(本を開いたときに内側にあたる、
中央の綴じ目が来る部分。反対側は「小口」と言います)
に糊を付け、表紙に貼り付ける方法です。
中綴じよりも時間やお金はかかりますが、
しっかりした本になりますよ。
 
他にも「あじろ綴じ」「平綴じ」などいろいろな種類がありますが、
絵本には断然「中ミシン綴じ」がおすすめです!
 
中ミシン綴じは真ん中のページが糸で綴じられています。
ページが抜け落ちる心配がなく、頑丈なのが特長です。
どのページも180度開くので、
小さなお子様でも開きやすく、
見開きページの絵柄をきれいに見せることができます。
金具や糊を使っていないので、安心感もありますよね。

本屋さんで売られている絵本でも、中ミシン綴じは多く使われています。


4.印刷方法を選ぶ


本の印刷をするときに、印刷方法は大きく分けて2つ。
大部数でコスパのよい「オフセット印刷」と、
少部数でもリーズナブルかつきれいに印刷できる
「デジタル印刷」です。
 
オフセット印刷は古くからある印刷方法で
高画質・繊細な表現が得意です。
しかし、印刷するたびにアルミ版を作る必要があったり、
紙の予備が多く必要だったりするため
費用面で少部数印刷には少々不向きです。
そのため、少部数で本を作るのはハードルが高いと考えられていました。

このような中で「少ロットでもきれいに印刷できるように」という需要が高まり、
版を作る必要が無く、少ない紙予備できれいに印刷できる
デジタル印刷が発明されました。
印刷品質も近年ではオフセットと同等、
また絵柄によってはより高品質なものが印刷できるようになりました。
 
20部など、少ロットで印刷したい場合は
リーズナブルに作れる
オンデマンド印刷がおすすめです。

「えほんの駅」では、20冊の小ロットから
高品質なハードカバーの絵本を
リーズナブルにつくることができます。

本屋さんの店頭に並ぶような絵本をおつくりします! 

サービス内容や絵本づくりについての疑問など、
お客様の納得がいくまでお答えいたしますので
どうぞお気軽にお問い合わせください。
 

 
それではまた!