e発明塾通信販売トップ画

e発明塾通信 vol.478(2018年5月28日号)「唾液」による生体センシング~電子タバコ「IQOS」と「固有性」に注目

無料登録で最新号が配信されます!是非ご登録をお願いします!

・・・ e発明塾通信 vol.478(2018年5月28日号)

「「「  「唾液」による生体センシング~電子タバコ「IQOS」と「固有性」に注目 「「「


こんにちは、「発明塾」塾長の楠浦です。

今回は、過去に発明塾で取りあげたエッジ情報の続報を、ご紹介します。


その前に、以前,知財情報活用セミナーに参加された投資家の方をお招きして開催した、

「特許情報検索」

についての勉強会について、報告させていただきます。

それぞれの方に、注目企業や注目分野を指定していただき、その場で一緒に調べるという、

「発明塾式」

で進めました。時間は3時間、持ち込みは4件でしたので、少し時間はタイトな中ではありましたが、特に冒頭に取り上げた2件については、

「これまで、知られていなかった情報」

に、たどり着けたのではないかと考えています。皆さん、特許情報検索のほぼ初心者、かつ、発明塾式も初体験の方でしたが、

「一緒になって、結果を出す」

を達成できました。


「一緒に調べ、一緒に情報を読み解く」

ことで、当初我々も知らなかった

「エッジ情報」
「エッジな仮説」

にたどり着けました。

後でご感想をお伺いすると、特許情報検索については、まだまだ不安があるとのことでしたが、今回得られた結果をもとに、さらに調査を進めるとのことでした。

何よりも

「刺激的で、楽しかった」

と言っていただけたのが、大変うれしかったです。

「特許情報の面白さ」

に、もっと気づいていただき、活用いただけるように、今後も活動を継続します。


学生版発明塾はもちろんですが、企業内発明塾、特に実働支援において

「一緒に作業を行う」

ことを、最も重視しています。特に、特許を調べたり、読んだり、という作業は、一緒に行いたい作業の一つです。


いきなり脱線で失礼しました。今回のエッジ情報のお話に戻りましょう。


発明塾では、3年ほど前から

「電子タバコ」

関連技術に注目しています。従来の、紙巻たばこなどを置き換えるだけにとどまらない、大きなインパクトをもたらす

「デバイス」

になる可能性があると、考えているからです。


例えば、たばこ世界大手のフィリップモリスのトップは

「(従来型の)たばこを販売しない未来を見据えている」

と発言しています。

(Tobacco group Philip Morris sees iQOS as key to smokeless future in UK)
https://www.reuters.com/article/us-philipmorris-britain-idUSKBN19L1DU

「We’re moving very fast」

とも言っていますので、今後これらの動きは、

「加速される」

のだろうと予測し、発明塾ではウォッチしています。


たばこが電子デバイス化されることにより、

「情報収集」
「顧客とのコミュニケーション」

などが Key になることは、間違いないだろうとIQOS発売当初から予想していました。

IoTデバイスとしての電子タバコで、何が起こるのか、どういうチャンスが生まれるのか、喫煙やたばこについての習慣や文化がどう変わるのか、いろいろな議論を行いました。

ここから先は

4,907字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?