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e発明塾通信 vol.630(2019年7月8日号)都市を変える「藻」~ バイオファブリケーションと「Artificial Ecology」

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・・・ e発明塾通信 vol.630(2019年7月8日号)

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こんにちは、「発明塾」塾長の楠浦です。


以前、

「バイオファブリケーションの時代 ~ 細胞プリンティング研究者が興した バイオ人工皮革 ベンチャーに何を見るか」

と題し、以下の企業を紹介しました。

(Modern Meadow HP)
http://www.modernmeadow.com/our-technology/


上記企業を見つけて以来、

「バイオファブリケーション」

を、一つのキーワードとして、いろいろな情報を見ています。


少し脱線します。


最近、発明塾では、高校生の塾生さんが

「SDGs」

の課題を解決すべく、発明に取り組んでいます。

例えば、食糧や公衆衛生に関する問題を取りあげ、解決策をいろいろ考えています。


他の塾生さんも、SDGsは面白そうだね、となってきているので、他の視点がないか、少し調べてみました。

以前見た、以下のニュースを起点にしました。

(藻と地元職人の伝統技術で誕生〈汚水をキレイにするタイル〉。深刻なインドではじまる、地域主導の「汚水問題解決」 )
http://heapsmag.com/seaweed-algae-tile-purify-dirty-water-india-bioremediation-local-artisan


建築/構造物と植物の融合、は、一つの面白い切り口かもしれません。

「もっとテクってみたいなぁ」

そう思い、調べてみました。


ちなみに、

「テクる」

は、最先端技術を導入する、みたいなイメージでアイデアを育てることを指す、
発明塾独自の用語で、発明塾の造語です。


そして、以下を、見つけました。

(光合成する「バイオカーテン」で都市の空気をきれいにー英デザイン事務所が目指す“合成生物”としての建築|WIRED.jp)
https://wired.jp/2019/06/01/cities-air-pollution-clean-photosynthesis/


タイトルに有る

「合成生物」

というワード、なかなかインパクトありますね。


(photo.Synthetica HP)
https://www.photosynthetica.co.uk/rnd

上記ページを見ると

「3Dプリンティング」

で作成したバイオリアクターに、藻類を

「循環させる」

構造のものが、あるとのこと。

「建築構造物の中に、緑が循環する」

まるで、血液のようなイメージですね。

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