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あなた から見た esports とは。 : インタビュー企画(前半)

皆様 おはちゃです。長月でございます。
今回は 現在 note にて esports に関しての情報を発信している ライター、よろず さん へのインタビューを 記事にしたものです。
前半 と 後半 に分かれており、前半の担当は 長月です。

主な質問は 3つと少ないですが、一時間という長い時間、とても 興味深いお話を聞くことが出来ました。嬉しかったです。

では 本編へ どうぞ。

インタビュアー  

 --: ナキ 、 : 長月
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主な3つの質問
① 何故 esports業界で活動しようと思ったのか。
② 観戦者目線で 見た際の esportsの 魅力について。
③ esports業界に将来 どのように育っていって欲しいか。
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--では 1つ目の質問を。 なぜ esports業界で活動しようと 思ったのか。
世の中って 色んなスポーツや エンタメ が あるじゃないですか。 例えば、今まだ そこまで有名でない まだ成長していく業界だったら 他のスポーツも いいわけだし、エンタメ もいいわけで。
そこで  色々な 選択肢がある中で、なぜ esports をという世界に 飛び込んだのか、お聞かせ願えればなと思うんです。


よろず : はい、長くなるかもしれないんですけど、順を追って 説明していこうかな と 思います。
まず 最初に esports という単語を知る前に プロゲーマー という単語を知ったんですけど、それが 梅原大吾さん。 ストリートファイターの。


--レジェンド。


よろず : Beast の。
梅原大吾さんを 目覚ましテレビのインタビュー で 知って、そこから プロゲーマー という職業 が あることを 知って、その次に Dustel Boxさん という 今、父の背中 のR6S部門 で 活躍されてるんですけど、その人 が 元々 DetonatioN Gaming にいて、BF や OW の プロゲーマーだったんですけど、動画 のネタ的に 〔 プロゲーマー が Splatoon で 1日で S+ を 目指す 〕という 動画をあげていて、俺 その時 Splatoon 好きだったんで、その人動画を 見るようになってから 「プロって すごいな」ってことに 気がついて、そこから だんだん 興味を持っていったんですけど。

2017年に Splatoon2 が 発売されて、同時に プロのSplatoon部門 が できて、「それ めっちゃ カッコイイな」ってなって そこから 「俺もプロになりたいな」って思ったんです。下手ながら 。


--出発点 は そこ だったんですね。 「自分も プロになりたい」っていう。


よろず : そう、「自分も プロ になりたい」って。下手やったんですけど。

下手ながら 高2 の時 に 全てを捨てて Splatoon に打ち込んだんですよ。それなりに上手くもなったんですけど、その時に Sengoku Gaming っていう LoL で 結構強いプロチーム あると 思うんですけど、そこが Splatoon部門を 立ち上げて、条件を 満たしていたんですよ。応募資格みたいなものが、S+10 以上っていう。 

その時の最高ランク が S+50 やったんですよ。
それが いわゆる カンスト なんですけど、 カンスト してなくて、 カンスト する人 じゃないと、応募条件は 満たしていても 選ばれない と 思ったんですよ。なので 「 無理だろうな 」って 思って 応募せずに 終わったんですよ。

応募せずせず 終わってから すごい後悔があって、「 もしかしたら ワンチャン あったんじゃないか 」とか 「 応募だけでも してみれば よかったな 」と 自分の行動力の無さ に すごい後悔をして、それから 悔しさを 紛らわす じゃないですけど、色々 やってみようと 思って。

Splatoon の チーム を作ってみたり、PowerPoint を 使って Splatoon の考察 じゃないですけど、戦略指南 みたいなのを 趣味程度で 書き始めてみたんですよ。
それが その時 まだ " 30いいね ” とか " 10いいね ”ぐらいだったんですけど、やっぱり 普通に ゲーム するより 反響がすごい良くて、「 あ、俺って こういうこと できるんや 」って 気付き始めて。


-- そこが ライター としての スタート ?


よろず : そうですね。
で、そのちょっと前に、活動しているに 、自分が 前 所属していた 「 Quintette 」っていうチームで Splatoon部門 を 募集しているツイート が あったんですよ。 そこの 応募条件に 僕 満たしていてなかったんですよ。 

満たしていて いなかったんですけど、自分の強みというか 考察内容 書いたり とか チーム運営 をやっている という 強みで どうにかできないかな と思って ダメ元 で応募したら、「 選手 は無理 やけど マネージャー や 広報、アナリスト みたいな 立場で 活動してみませんか 」みたいなことを 言ってもらって、Quintette に 入るんです。

Quintette に 入ったんですけど、 俺その時 PC 持ってなくて、PC ないと ほんとに できること ないんですよ。
できること なくて、どうしようか を チームの 人と 話していた時、広報的な 立ち回り になってブログ とか 始めてみたらどうや って 話になって。


-- じゃあ 始めてみようと?


よろず :そうです。

で、ブログ を 書き始めて、今に 至りました。


-- なるほど。 ありがとうございます。


よろず :活動しよう と思った 質問に対しては、プロ に なりたかったから。


-- きっかけ が そこで、気付いたら ライター という ところに 来てた、と。
いや、でも リアルなお話 で 面白かったです。


よろず :本当ですか?ありがとうございます。


-- では 次の。

観戦者 として見た場合の esports の魅力とか 面白さ とか よろずさん の 思ってるところを お聞きしたいなと。


よろず :はい。 なんていうか 僕の家だけじゃないと 信じたいんですけど、ゲーム って 良い印象が なくて。


-- そうですね。


よろず : そういう風に 俺も 教育 されていたんですよ。
ゲーム以外 にも 色々 やった方がいいみたいな感じで、ゲーム やってたら勉強 とか。
色んな 習い事 させてもらってたんで、ピアノ とか 書道 とかの 練習を もっとやれ と言われてたんで、ゲーム は 結局やっちゃダメなものなんや っていう 認識 が 強かったんですよ。
俺、あんまり 人と話す人 じゃなかったんで、勝手に 自分の思ってることが 共通認識なんやろうな みたいな感じで ずっといたので、ゲーム は ダメなも だろう っていう感じで ずっといたんですけど、それこそ 梅原さん とか Dustel Boxさん とかが きっかけ で 色んな試合を見ていった時に、尋常じゃないくらい 喜んだり とか 負けた時 に 泣いたりして 「 それって ものすごいな 」って思って。


-- そうですね。あれ 最初に 見た時なんか ちょっと 異様さ 感じたんですよね。


よろず :「 え? 」みたいな。


-- 今まで ゲーム って 遊びだ と 思ってたもので、大人が あんなに 喜んで、あんなに 泣いてって やってるのって...。すごいですよね。


よろず :しかも それが ゲーム でってなって。それ ものすごいなってなって。
自分が やりたいこと は 自分で決めるんやろうな って いうことを 気付かせてもらったので、正直 ちょっと esports業界って 良くないっていうか あまり 儲からないとか 業界的に 厳しいみたいなことが あるんですけど、逆に それだから 面白いんだろうなって。
全然 潤ってないから その ギラギラ感が たまらないんだろうなって。
それが 魅力なのかなって。


--なんか 黎明期特有の。ザワザワ してる 感じとか。


よろず :細かい話をすると、やっぱり プロ って 尋常じゃないな スキル を 持っているんで、それを 見るのが 結局 ゲーマー としては それが 一番 面白いんですけど、大きな面で言うと それが 一番かなって 思ってます。


-- やっぱり ギラギラしてる感じが。


よろず : いい。かっこいいですね。


-- かっこいいですよね。 喜んでる時とか、ポップアップ とか。


よろず : いや、めちゃくちゃ かっこいいですよ。


-- ちょっと 僕も それとは 違うんですけど、さっき 異様さ を 感じるって 言ったじゃないですか。 僕も 小学校まで ゲーム禁止 だったんですよ。
初めて 中学一年、2010年に 買ったのが ゲームキューブ だったくらい なかなか 厳しい お家だったんですけど。
大学2年 とか 3年 の時 に 初めて esports の大会 を見て、勝って、多分 FPS だったと思うんですけど 、4 , 5人くらいが 優勝した瞬間に 抱き合ってたんですよ
それを見て 「 スポーツ と 変わんねぇじゃん 」って思ったんですよ。野球 とかと。
そこが 確かに きっかけ でしたね。

ゲーム って 考えると 異様なものかもしれないんですけど、人間が 戦ってる 様子 としては すごいしっくりくる というか。確かに そういうところ は ありますね。
あと ギラギラ感が。

ギラギラしてるで 思い出したんですけど、あんまり 素直に 喜べない話なんですけど、esports って 今、悪いことも 良いことも 両方 入ってくるじゃないですか。結構よく。

あの スマブラ でも ちょっと前に 結構 デカいのがあった「 激 」っていう チーム があったんですけど、その 代表の方 と 選手 の間で お金の 貸し借りを やっていたみたいで、 代表 が 未払い で 終わったっていう 話 に なってるんですよね。とか、あと そもそも 契約書 が なかったり。
他の スポーツ だったら ちょっと 考えられないじゃないですか。


よろず :どうですかね。 スポーツ やったことないんで 分からないんですけど。


-- あの 一応 僕 知り合いに プロの野球選手 が いるので、一応 その方から 聞いてる限り、普通は 契約書あるし、契約書 が ちゃんとあって 文面がある みたいな こと聞いたんで、 そういう 悪いニュース も 入ってきたり。
かと言って、逆に なんか すごい フットワーク の 軽いところ が あったりとか、ウェルプレイド とか そうですよね。
結構 フットワーク 軽くして、何か 何でも面白そうなこと やってるところもあるし、そういったところも、さっき言った ギラギラ感に 結びついてるんじゃないかなって ちょっと 思いました。


-- じゃあ、3 つ目 ですね。
esports業界 が 将来 どんな風に 成長していってほしいかを、また 考えを お聞きしたいんですけど。


よろず :あの、さっきも 言ったんですけど 、今 やから いいって いうところ ちょっとあると 思うんですよ。
その 未発達な業界 だからこそ みんな 頑張ろう としてるし、人生 を かける 強い意志 みたいなのも 考えれるんで、正直 その あんまり将来 には 期待してないんですよね。

多分 5 〜 8 年後 、俺 が 20代後半 30代前半 になる頃は 俺 多分 この業界 に いないんですよね。


--おぉ..!!


よろず :あの、それに 価値 があると 思っていないんで、さっきも 言ったように こう、自分のやりたいこと を やれるっていう、その 姿勢が すごい かっこいいな と 思ってるんで、多分 そういうのは 今後 なくなっていくんですよ。すごい スピード で 成長していくし。

それこそ さっきの 契約内容 みたいなのは、これからは JeSU も ものすごい動いて。
政府も なにか 3000億円 投じるみたいな 話 もあるんで、これからは 「 自分で やりたい 」じゃなくて 「 やらされる 」ように。
まだ 実感 が 湧かない と思うんですけど。


--しがらみ が でる みたいな。


よろず :うん、そう あまりにも 未熟すぎて 。その イメージ が 湧かないと 思うんです。
俺は 多分 5〜8年後 には もう 「 やれ 」って 言われてるようなものに なっていると 思うので、そうなったら 〔 esports 〕に 価値 は ないな と 思うんで。

なんで、それは 一旦 置いときたいんですけど。
なんか 僕は なるべく そういうものって ないなって思って 〔 esports 〕に いる と 今の自分は 思っているんで、ゲーマー っていうのも もちろん あるんですけど。

なるべく その 何か メッセージ を 伝えられるような、自分が 抱いた感情を より多くの人 に 知ってもらえる状態に したいので、 やっぱり どこか 尖っておいてほしい って望み が 僕 個人にあって。

俺 その 〔 esports 〕が 何か 教育のもの に なっているんですよね。最近。
それこそ 大阪にできた。【 REDEE 】とか、あれもう 完全に 教育モチーフ に やってるんで 、みんな それをやることによって、 〔 esports 〕の価値 を 向上させるみたいな 感じで いるんですけど。 何というか、それは ゲームの向上 には なっていなくて、ただの 若者 の モラル教室 みたいな。


-- 文化レベル 向上 なんですかね。


よろず :そうなんですよね。何かちょっと うまく言えないんですけどね。


-- いや、なんとなく わかります。
もう 全く 言葉 選ばずに 言うと 「 お上品 」な感じ ですよね。


よろず :そうそう。 それがちょっと 違うような気がするんですよね。


-- 「 もっとアングラ でいろ 」 ってこと ですか?もしかして。


よろず :そうなんですよね。結局 選手って その 実際 前線で活躍している人の中には、お金目的 で ゲーム 頑張って稼いでいる人なんて いないんですよ。


-- ですね。


よろず :うん、絶対 自分の情熱 で もう 頑張って戦っているんで、元々 その やっぱり 大会で 勝って、自分 が 強くなることしか 望んでないんで。
何か その それで 仕方なく プロ になってるはずなんです。


--その分 のお金 が 稼げればいいか、みたいな。


よろず : そう、なんか 今 すごい 日本のレベル が 上がってきてるんで、その仕事 と 学校 みたいなのを 両立 させながら 第一線 で 活躍するっていうのは、現状 無理なんですよ。

COD とかも、それこそ ナキさん の スマブラ も。やっぱり あむささん とかも、あばだんご さんも 専業で やられてる方 ばかりじゃないですか。
やっぱり、そういう人たち には 勝てないんですよね。絶対に。

なんで、上手くなるには プロ になるしかないんやけど、仕方なく プロになったあげく、SNS での 発言 を 気にしなくちゃいけないとか。
そういうのとか 結局 プロ の人たちって 受け入れられちゃうんですよね。
その結果 自分が強くなれるって 信じてるんで 。

どうしても そういう 思想に 走るんですけど。やっぱり 違うんじゃないかと 思ってるんですよね。
やっぱり SNS のマナー とか、モラル とか、そういうものは 二の次 だと 思っていて、やっぱり 勝てるか 勝てないか の 世界にしていきたいんですよね。


-- うん、なるほど。


よろず :野球 が なぜ 素晴らしい と 言われているか 分からないですけどね。
あくまで 自分の考えなんですけど、その、そもそも の 競技性が めちゃめちゃ 高いと 思っているんですよね。


-- 野球自体のってことですか?


よろず :日本の ですね。


-- 1位は やっぱり メジャー ですね。どうしても。


よろず :それは そうですね。でも その メジャー 、日本人の選手 が 入ってるじゃないですか。


--それは 間違いないです。


よろず :で、上手いから 見るみんな が 見ているから モラル を 気にしなくちゃいけない。 で、そうなってたら わかるんですけど 今は みんなに 見てもらうために マナー を 良くしているようにしか 見えないんですよね。


-- なるほどね。手順 と 結果が 逆じゃないかと。


よろず :そう、逆やと思ってるんです。
その 下手に スポンサー を つけて、マナー を 気にしなくちゃいけない状態に しちゃってて。やっぱり それって 違うと思ってて。ちょっとだけ 今、話されてるのが【 煽り行為 】。
その 【 煽り行為 】が 相手のメンタル に 影響 を 及ぼすみたいな。

クラロワ とかに 「 スタンプ 」っていう 要素 が 、FORT NITE に【エモート】っていう要素が あるんですけど、あれっていうのは 今 基本 禁止されているんですよね。 クラロワ は ちょっと 違うかもしれませんが。FORT NITE だったら 禁止されているんですよ。スクリム とかでの 煽り行為って。

なんですけど、俺 それが もし 相手のメンタル へ 影響 を 及ぼして勝利に 近づけるなら、それは 積極的に 取り入れられるべきだと。
なんで もっと、こう、もっと悪口 とか 暴言 とか あってもいいと 思うんです。


--もっと 荒め と。


よろず: そう。ちょっと なんかこう 大人のものに なっていく感覚 が あるんです。
その ちょうど 狭間っていうか。
なんで、このままだと 間違いなく 大人のもの になっていくんで、今がすごい頑張り時で、もっとこう、 俺ら が 訴えて、ヒール を 〈バキッ〉みたいな。クローズ みたいなものにしないと、もっと 競技レベル って上がっていかないかな っていう。

結局 esports って 何なん? 」っていう、あれが 変わらないんじゃないかなって 思っているんで 、将来 どんな風に育って欲しいかって言われれば、もう モラル とか 全く 関係なく スラム街 みたいな 無法地帯にって。(笑)


--なるほど。


よろず :うん。


無法地帯 か (笑) 

すごいおしとやかな。

ゲームって やっぱり やっていたら、例えば Apex Legendsとか やっていたら 、やっぱり 撃ち負けた時 すっごい悔しいじゃないですか。「 なんで それが 無理なん!?」って。
それを 「 あれは 自分が勝ってた。」って SNS に書いて 炎上してとか そういうのを 気にして 書けなくなってしまったら。


--それ 絶対 おかしいんですよね。


だって 悔しいものは 悔しいはずだし、あれは 勝ってたって 自信があるけど、SNS は言葉使いは ある程度 気を付けないと いけないと思うんです。


よろず :それは そうですね。


それを 感情を殺して 控え...感情を 抑えるって言ったらいいんですかね。


よろず :抑えなきゃいけないですもんね、今。


その必要が あるのかなって 言ったら ないと思うんです、私は。


--紳士ぶってるところ ありますよね。


よろず :絶対あります。


- 言ったらこうなるっていうのを わかってらっしゃるからなのかも しれないし、これを ツイート したら どうなるかって。


--絶対 うるさい輩 来るよ 、みたいな。


よろず :ゲーム で 一番上に 立つ人間は まぁ 間違いなく ゲームを作ってる人 なんですけど、その次は プロゲーマー じゃないといけないと 思っているんですよね。

それは なんでかっていうと、結局 今の社会的立場って youtuber が やっぱり 高いし 、youtube で ゲーム実況をやってる人の 動画 が 一番 面白いんですよ。
もう 素直に ゲーム 楽しんで、素直に クソなものはクソ と言って、その 人間の感情が 思いっきり出てるのは 面白いと思うんです。


--そうですね、間違いなく エンタメ ですよね。


よろず :それが面白いのに、それをしちゃうと 叩かれるのが プロゲーマー っていう職業じゃないですか。そんなん、それこそ クソ やと 思うんですよね。そんな感じです。


--もっと キバを剥け 」と。


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この続きは 後半で。

編集後記 は 別で 書こうと思っております。そちらも 一読頂けると幸いです。

では 前半は ここで。

最後まで お読み頂き ありがとうございました。

長月

16/April/ 編集済

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よろず (@yoro2u

ゲームを こよなく愛す ライター。
・元 静岡 e-Sports team Quintette 所属、専属のブロガー として 活動していた。
・現在 note にて esports に 関する記事を 掲載中。

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