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私の会社では、1999/10月にISO9001:1994をベースにQMSを初めて構築しました。
その後、2005/10月にCMMi v1.1のレベル3相当を組み込みました。
その後もISO9001のバージョンアップに伴いマイナーチェンジを繰り返してきました。

しかし、昨今顧客が非常に多様化し、仕事のやり方(プロセス)も顧客ごとに異なるものとなってしまい、「全社標準」はとてもではありませんが機能しなくなってしまいました。
正確には、非常に簡素化したQMSを別途作成し、それに沿って仕事をするようになっているのですが、中身がかなり薄いものになってしまいました。
それに呼応するように、全社的な品質意識も低下していきました。

このままではイカん!と考えた私は、ここでQMSを全面刷新することを思いつき、会社に提案、了承を得ることができました。
しかし、「全面刷新」(つまりはゼロベースでイチから作り上げる)は経験上なく、様々な困難が待ち受けるであろう苦難の道を進むのは明らかでした。

進め方を時間をかけて色々考えているうちに、フッと頭に浮かんだのはある一冊の本のことです。
その本はずいぶん前に購入してましたが、これまで読んでおらず積んであるものでした。
「もしかしたらそこにヒントがあるかも。。。」と藁にもすがる思いで(大げさか)ひっぱり出して読んでみると、そこにはまさに私が求めていた世界が広がっていたのでした!
(その2に続く)

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