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ONODA一万夜を越えて

元日本兵小野田少尉の映画
2021年作品

小野田さんについては
よくご存知の方も多いと思いますが

この映画
観たい観たいと思っていて忘れていた

最近そんなのばっかりです

僕は
1986年小野田自然塾が設立されて2年目の夏に
三重県で開催された3泊4日のキャンプに参加しました

小学校4年生にとっては
楽しさとはかけ離れた
とても厳しいキャンプでしたが

あの時の経験と
小野田さんとの出会いは

人生の大切な財産の一つだと思っています

その経験を
ルバング島出身の映画監督に
靖国神社で取材されたこともあった

食べ物の好き嫌いがなくなった事
自分で考えて率先して行動する癖がついた事

小野田自然塾のおかげじゃないかと
思っています

映画は
今まで話でしか知らなかった
フィリピンルバング島での生活を
映像として体験する事が出来た

きっともっと壮絶だったのだろうと想像する

小野田さんの任務ゆえに
戦争が終わった事を感じながらも投降を許されず
巻き添えを食らった3人を気の毒に感じたのは
子供の頃には分からなかった感覚

帰国後英雄扱いされる事も多かっただろう小野田さん自身もやはり戦争の被害者

およそ全ての戦争映画を観るたびに思うのは
今なお戦争を辞めない人間の愚かさと
平和への願い

それだけだ

今年の夏も過ぎてゆく

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