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変わり目につき。思うこと。

今日ついに、農業で使っていた機械の、最後の大物「チッパー」を引き取ってもらった。

竹や雑木などをあっという間にバリバリ砕くチッパーです。
土中の環境改善に、炭素分を入れるのに使ってました。
とてもパワーのある良いチッパーだったな。
大事にしてもらってまだまだみんなの役に立ってね。


今年になってすぐ、田んぼの返却
それから夏に、トラクター
そして最近、ハーベスタ(脱穀機)(すでに貸していたものを正式に買い取ってもらい)
本日、チッパー。

すべて人手に渡って、納屋はがらーんと広くなった。

田畑をやめて完全に陶芸に移るまでの移行期が長くかかった。
生業としての(収入のための)農業はとうにやめていたけれど
「土地を荒らしてはいけない、何も作付けせず土地をあそばせてる状態にしてはいけない・・」という思考から、重い体をやっとこさ動かして、やっては猪に荒らされるT_Tということの繰り返しだった。

なぜそんなにぐずぐずと時間がかかったのか、今振り返ると見える。
それまでの私の”信念”に反するから。
それまでの”あたりまえ”だと思ってた自分(の生き方)と違うから。

田んぼも畑もどう考えてもうまくいかないようになってきていたのに、
その事実をまっすぐ受け入れられなかったんだな。

またやるかもしれないし、、といって手放せなかったものを、
はっきりと「やめる」と決めたら(たしか去年の終わり頃かな)
とんとんとんと、事が進んで
荒れた田んぼの修復に助け舟が来て
農機具たちも必要な方達のもとへ旅立って
最後のチッパーを今日見送ったのでした。
👏👏👏👏👏👏👏👏


去年の終わりに田んぼ返そう、と決めて
今年3月に田んぼの修復・返却が完了したその日が、
15年ぶりの個展の初日だったのも
小さい事だけど象徴的だなと思った。


次が見えなくても、怖くても、
今握りしめてる手を放さないと
新しい何かはやってこないってことなのね〜

目に見えるモノだけじゃなく
まだまだいろんなもの握りしめてるんだろうな


光のほうを選ぶ。

それをし続けるのが祈りの道なのかなと思う。

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