自閉症のココロさんがトンガで上手くやっていけてる訳
最近思うんです
日本で生活していた時は、スクールの先生から毎日のように
「ココロが誰かと喧嘩した」
「誰かに噛まれた」
「〇〇が出来なかったのでプール入れませんでした」
などなど、ほんっとに毎日嫌な気持ちになっていたのに、トンガに来てからそれが一度も無い!
それは、日本人が厳しくて
トンガ人、またはトンガにいる人達が寛大だからだと、ずっと思っていたんだけど、
いや、違うわ、と最近気付きました
もちろんスクールでは友達と喧嘩もするし、
何かをずっと我慢してて、お迎えの時に大泣きしちゃうこともあるけど、
それでもお友達はたくさんいて、
ココロのことを面倒見てくれる子もたくさんいて、前に出て発表もしているらしい!
ココロさんは、英語もトンガ語も日本語も
どれも少しづつで、しかも独自のココロ語も混ざっていて、
何を話しているかを理解するには
母親の私でも難しい
だが、みんなは
ココロさんは日本語を話している
と思っている
自分達が理解できない言葉を
ココロさんが発言したときは、
全部それは日本語だと思っているのだ
それはなんて好都合なんだ!!
だから、ココロさんがデタラメに話していてもいいのだ
何も問題はない
日本語を話していると思われているから
伝わらなくていいのだー!
スクールに日本人はココロさんただ一人
なんて好都合な世界なんだーー!!
他にも発見したことがある
毎日のように近所の子達がうちの庭に遊びに来る
いつも外から大きな声で
「ココロー!バイガー!(遊ぼう!) 」
と大きな声で呼んでいる
お風呂に入っていた時も出てくるまでずーっと叫び続けていた事があるw
そして日が暮れるまで、うちの庭で遊んでいく
みんなはココロが自閉症な事は知らない
トンガ語に自閉症という言葉は無く、
自閉症の理解もない
だが、彼らと遊んでいる時は
ココロが泣いたことは一度もない
ココロが嫌な気持ちになる事も皆無だ
むしろココロさんを女王様扱いで、
みんなココロの言うことに忠実だ
何故なら、この庭はココロの家だからだ
ココロを泣かせたりしたら、
彼らはこの庭で遊べなくなってしまう
それをこの子達は知っている
お金持ちの家の庭で遊ぶのが彼らのステータスで、この庭で遊んでいる自分達が誇らしいのだ
(別にうちは金持ちでもなんでもないが、トンガ人にとったらうちは大豪邸だ)
だから、絶対にココロを泣かせたり、怒らせたりしない
だから、ココロは楽しく、自由に、近所の子達と遊んでいられるのだ
なんという人間関係!
ココロのために出来た環境すぎてビビる!
という訳を最近見つけて
一人でクスクスしている🤭
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