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布施ちゃん日記 La Vague 合評・朗読会の思い出

こんにちは、シーレ布施です。
La Vagueの合評・朗読会の思い出を
忘れてしまったらもったいないから書こうと思い、筆を持ちました。
名づけて、「布施ちゃん日記」です。
「布施ちゃんの日記」にするか、本当にすごく悩みましたが、今回は「布施ちゃん日記」にしときます。


夜行バス、トラックとぶつかるの巻

最悪の出だしです。
こんなに可哀想なスタートを切ったのは
人生ではじめてかもしれません。
前日に乗り込んだバスが、京都付近で
サービスエリアを入ろうとしたところ
、トラックと接触してしまい、
すごく大きな音がバス内で響きました。
高速道路でぶつかっているので、二時間程度
そこから動けなくなり、なかなか大変でした。
心配の連絡をくださったみなさん、本当にありがとうございました。みなさんのおかげですごく心が休まりました。

バスが動けない間、退屈だったので隣の女の人と
雑談していました。
24歳の一つ上の女性で、すごく気さくな方でした。二人で楽しい時間を過ごし、仲良くなりすぎて、ついlineとInstagramまで交換してしまいました。
今度、上念先生とやっている読書会に
遊びにきてくれると言ってくれました。
バイクとレゲエ音楽が好きだと言っていたので、
急に現代詩を読んだらびっくりするかもしれません。でも是非遊びに来てほしいと思います。

予定よりも40分遅れで東京に
到着することとなりました。
午前中は、暇になるだろうと思って予約していた
美容院に来店。
美容院では、La Vagueの合評・朗読会でカメラを使って皆さんを撮影する予定だったので必死にカメラの本を読んで勉強してました。(絶対に直前にやることではない)
美容師さんに行きで事故って友人が出来たことを
伝えたら、「うわー、いいなぁ、俺も事故りてぇ~」と言われました。
会話としてあまりにも雑でよかったです。

なんやかんやあって、ケトルドラムに到着。
レオナルドダヴィンチの最後の晩餐のように長テーブルをみんなで囲みました。いや、どちらかと言うとGiotto Di Bondoneの最後の晩餐のほうが適切かな。エゴンシーレの分離派ポスターを思い出して、そういえば、あれも長テーブルだったよなぁと思ったり。詩人たちが集うにはふさわしい構図だったように思います。なかなか体験しない状況で面白かったです。


エゴンシーレ ウィーン分離派第49回展のポスター、
1918年の作品 


お会いしたことあるのは、長尾さんのみで、
実は他の方とはお会いしたことがありませんでした。主宰の雪柳あうこさんや、他のメンバーの方々と会えてすごくうれしかったです。皆さん本当にお綺麗な方々でした。
同期の白神つやさんに来てほしいと声を掛けたら、本当に来てくださってテンションが爆上がりでした。あうこさんが、気を遣ってつやさんのお隣に座らせてくれました。あうこさんは、本当に細やかかつ謙虚な方で、会議で話しているときとなにも変わらなかったです。

初手で自作の詩を朗読させてもらったので、
すごく緊張して、
読む前にでかい声で「学会発表より緊張しています」といらん宣言をしてしまいました。
藤井さんが優しく「誰かと一緒に読んでもいいのよ」と言ってくださいましたが、一人で読み切りました。すごく拙い朗読だったと思いますが、皆さんの前で朗読させてもらう貴重な機会をいただけてすごくうれしかったです。
みなさんからいただいたコメントは宝物です。


緊張しながら朗読している写真1
緊張しながら朗読している写真2
(撮影者:愛しの長尾さん)

懇親会では、あうこさんが素敵なお酒を用意してくれました!
あうこさん、本当にありがとう。
このお酒、青い方は詩誌タイトルとまさかの同じ
「La Vague」。
紫のは創刊号と同じ色で、たいへん素敵です。


あうこさんが振る舞ってくれたお酒
かわいい〜お酒たち

布施はおいしくていっぱい飲んでしまいました。
こないだちょっことお酒を飲んだらぶっ倒れて、
危うく死にかけ、遺言が「酒破れても山河あり」になるところだったので、お酒はやめようと思っていたのにべろべろになってしまいました。飲んだらすごく心配して怒って来る友達がいるので多分、
これを読んだあとにすぐに説教のlineが来るはず。
ごめんねってここに先に書いておこう。

懇親会では、棚沢さんのお話しが印象深かったです。というのも、上念先生は過去に思潮社でお勤めだったのですが、棚沢さんも同時期に思潮社に勤められていて、上念先生の一つ下の後輩にあたるそうなのです。私の知らない若い時の上念先生の話を聞いたりしました。
「本当に詩が好きな文学青年で、あんなに優しいひとはいないよ」と棚沢さんは繰り返し言っていました。それは今もなにも変わっていないように思います。

上念先生は、私が10代の時に会って救ってほしかったような大人象だという話をしたりしました。こんなことは本人にも言えないので、一生言うことはないだろうと思っていましたが。ついでに他にも普段言えないような上念先生への感謝を棚沢さんに聞いてもらったりしました。(初対面なのに)

その後は、棚沢さんが上念先生について言及している本をつやさんと読ませてもらいました。
(つやさんも上念先生との読書会に何度か遊びにきてくれています)

(つやさんと棚沢さんのJさんの記事を読む写真
撮影者:愛しのあうこさん)

帰り際、藤井さんに上念先生は大学の先生だったの?と聞かれました。講義などは受けたことはないことを伝え、「私たちは名前がつかない関係だと思っています。だけど、詩で繋がっているんです」と返しました。藤井さんがいいねと豪快に笑ってくれて、それが本当にうれしかったです。

家族みたいに末永く、だけど、なにか名前に、言葉に縛られるようなことがないようなそういう関係性で、あの日会えた皆といれたらいいなと心から思いました。
布施ちゃんはそういうふうに思っています。


布施ちゃん日記 
La Vague 合評・朗読会の思い出(完)


そして、ついでの宣伝

上念先生との現代詩を読む会もついに第6回を迎えました。今回、取り扱うのは「シュルレアリスムの詩」と和合亮一さんの新詩詩『such and such』です。こちらが詳細になります⏩dokusyokai.me/event/5607


頑張って作ったポスターです。開催日は27日水曜日。

それではまたお会いする日まで。
ごきげんよう〜🙌

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