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菅 一馬──【sad】出演者インタビュー④

12月14日(金)にロームシアター京都にて幕が上がる、ブルーエゴナク新作公演『sad』。ロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラム‘’KIPPU”の記念すべき第1弾である今作に出演する8人の俳優に、創作過程や今作の魅力についての話を聞いた。

1.「sad」の印象について
「sad」は、悲しい。
普段のいつもの暮らしの中で、難しいことは人それぞれあると思うのですが、それを直で誰かにそのあたりにいる人になかなか言えないなと自分はなります、だからそれを歌にしたりする人もいたりするのかも知れないのです。「sad」は、普段のその人の見えてない部分の欠片を少し見せていただいている、見えてる、見てしまった、そんな印象があります。なのではらはらとしてしまいます。

2.自分の役についてー江本(エモト)ー
僕は江本という役なのですが、江本には祖母がいて家族がいて親戚がいます。
江本の普段は、バイトに行ってお金を稼いでいるようですが、まあまあ不真面目な所もあります。そこでの人間関係にも辟易していて、でもだからといって違う仕事を探すわけでもないしという状態です。何か没頭出来る趣味などが江本にもあるならいいなと思ったりなったりします。

3.創作過程について
稽古が始まるとどんどん新しいスタート地点が生まれて、新たにそこに立つような感覚になります。前提が変われば、その度に風景が変わるというのか、風が吹いて場所が出来上がって行くのを感じます。それを繰り返していっているのでまだ最終的に見えるものは、違っていくのだろうなとなっています。

4.作・演出 穴迫信一について
目が特徴的で、稽古場で壁を超えて何キロか先まで見えているんじゃないかとなるときがあります。

5.「sad」の見所・魅力について
モノローグ部分がこの作品にはたくさん出てくるのですが、それぞれの空気が僕は好きです。魅了されてしまいます。それに音楽もいいので、上へ上へ行きます。まさしく次々続々、百花繚乱、21世紀にあってもまだまだどんどん新しいものが生み出され続けて、取り残されそうになったりついていけてないことばっかりだけど、でも振り返ることをやっぱりしてしまってそういう魅力が思い出にはあって、結果立ち止まってしまうのかもだけど、だからちょっと先へ行けるのかもだから、ちょっとだけ先の未来に行くのだなとなります

菅一馬 ー江本(エモト)ー
1990年生。京都府京都市出身。
吉田神社の近くで生活しながら、
2013年に京都精華大学を卒業。舞台にたずさわる。

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ブルーエゴナク「sad」
2018.12/14(金)~16(日) ロームシアター京都ノースホール
▼特設WEBサイト



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