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五月病とインドカレー

ども、ご無沙汰してます。いやー五月病ってやつでね、何をするのもダルくて何も書けませんでした。

いや書いてはいたんだよ。いたんだけども筆が乗らないっていうかね、ちょっと書いては一旦消してって、それの繰り返し。物書きのプライドとでもいいますか、半端なものは世に出せないじゃないですか。

作務衣なんか着てる陶芸家のジジイが焼き上がった皿なんかが納得のいくものじゃないと叩き割ったりするアレと同じだ。もう職人よ、note職人。俺の心の中に頑固ジジイ、いうなれば海原雄山がいるのよ。

至高の記事を書くことに心血をそそぎ、ヘタな記事を書こうものなら「このnoteを書いたのは誰だあっ!」と烈火の如く怒り狂う。しまいには「女将を呼べッ!」だの「きさまはクビだ、出ていけっ!」だのとキレ散らかす始末。いや書いてるのは僕自身なんだけどな。自分で自分にキレるとか意味わからない。自分でもそろそろ何を言ってるのかわからない。

とにかくそんなわけでようやく五月病も治ってきたんでね、そろそろ本気出しちゃおっかなーとロボコンばりに肩をぶん回しております。心のアクセルはベタ踏みのレッドゾーン、もうブイブイいわしちゃうよ。


さて、今日のお昼なんですが久々にインドカレーでも食べたいなと思いまして、昔よく行ってたインドカレー屋へ久しぶりに行ってみるかと颯爽とマイカーでドライビンしてきました。

この店がまたわざとらしいくらいインドカレー屋って雰囲気なんです。スト2のダルシムのステージで流れてるような音楽が延々と流れてて、壁にはこれ見よがしな象の絵だのタージマハルの写真だのが飾ってあったりなんかして。厨房の方を覗いてみるとタイガージェットシンみたいなイカついオヤジが暇そうにテレビを見てました。

で、店に入るとこれまたいかにもな民族衣装を身に纏った、どことなくエロスな雰囲気のあるお姉さんがいて、その人にカタコトの日本語で席に案内され着席。そのオリエンタルな雰囲気に飲まれて僕もつい「な、生ステ」なんて言っちゃったりして。もうアホ丸出しですわ。こてこての日本人の口からナマステというワードが飛び出して、これにはインド人もビックリなようで厨房のシンとなんだか盛り上がっておりました。

メニューにひと通り目を通し、バターチキンカレーのナンセットを辛口で注文。インドカレーにはコルマだかサグだかシャア専用ザクだかって色々な種類のカレーがあるけどなんやかんやでバタチキカレー、これが一番うまいわけよ。人間てのは結局のところ定番で王道に帰ってくるもんなんだよ。

カレーといったらバーモントかジャワくらいしか食ったことなかった僕が初めてこのインドカレー屋でバターチキンカレーを食った時はそりゃもうびっくらこいた。こんなスパイシーで後引く味わいのカレーがあったのかと驚いちゃったもんね。そんでこのカレーにナンが合うこと合うこと。インドという遠い異国の地へ心がトリップするほどの感動を覚えたもんさね。

んで半年ぶりにそのバタチキカレーを食ってみたんだけども、なーんか違うんだなこれが。うまく言えないけどなんかスパイシー感がマイルドになってんの。辛口というより中辛、ヘタすりゃ甘口。口からヨガファイヤーが出るようなスパイシー感を期待してたのにとんだ肩透かしを食らった気分。

それからナンが焼き足りないのかあまりにモチモチしすぎてる気もする。ナン全体がのし餅みたいに均一にモチモチしてる。これが好きって人もいるのかもしれないが、個人的にはモチモチした部分とパリッと香ばしい部分と2つの口当たりを楽しめた方が好きなんだけどな。

半年前より100円以上値上がりしたのに味がワンランク落ちたように感じられ少しガッカリ。店の方針転換だろうか、本格的なインドカレーより日本人好みに合わせてきたのか。なんにせよちょっとモヤモヤが残るランチタイムでございました。


いやはや久しぶりのnoteがこんなもんでいいのかな、心の中の海原雄山はまるで納得してないんだが。つまるところアレだ。noteの書き方忘れちまったっぽい。こういうのは短くてもマメに書いてなきゃダメね。noteが書けなくなったのも、インドカレー屋の味が落ちたのも、もう全部5月が悪い。ガンジス川で沐浴でもしたい気分だぜ。

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