見出し画像

【#やんばるホテル南溟森室ができるまで】九連窯から生まれた表札

やんばるホテル南溟森室の表札

沖縄本島北部やんばる3村(大宜味村・国頭村・東村)をフィールドに体験交流型観光のプロデュースを展開する【やんばるホテル南溟森室-なんめいしんしつ- with NIPPONIA

⚫︎2022年の6月1日に『仲福屋-Nakafukuya-』がプレオープン。
⚫︎2022年8月には『久志-Kushi-』がオープン。
⚫︎2022年9月には『仲門-Nakajo-』がオープン予定。
⚫︎2022年10月には『上ン根-Unni-』がオープン予定。

やんばるホテル南溟森室にはひとつ一つの宿ができるまでにも色んな想いが込められていますし、ストーリーがあります。
そんな大切な一つ一つのストーリーを
#やんばるホテル南溟森室ができるまで
というシリーズにしてお届けしていきたいと思います。

初回は、やんばるホテル南溟森室の表札についてのストーリーです。


集落の風景に馴染む表札を‥。
やんばるホテル南溟森室の表札をやちむんにした理由

大宜味村陶器事業協同組合「九連窯」

やんばるホテル南溟森室を建てるにあたって「表札はどうしようか」という話になりました。

表札は必ず目にする「その建物の顔」のようなものだと考えています。
それはやんばるホテル南溟森室に泊まるお客様はもちろん、宿の前を通る地域の人、通りすがりの人などさまざまな人の目にふれます。

そう考えた時に、やんばるホテル南溟森室の表札は、”地域(集落)の風景に馴染むもの”にしたいと思うようになりました。

そんな想いをカタチにするにはどうしたらいいだろう‥と山原工藝店の店主である山上晶子さんに相談し、陶藝玉城を紹介されたところからやんばるホテル南溟森室の表札づくりのストーリーが始まります。

やんばるホテル南溟森室と通じる陶藝玉城の作品

ダックスフントの顔のように見える窯

山上さんにどうして陶藝玉城を紹介してくれたのかを伺うと、

ネイティブ(沖縄出身)の人の作品には、その土地や文化に根付いた力強いけれど素朴な表現が感じられる。
玉城さんは昔のものの再現も行うし、古典を深く追求しており知りたいという探究心が強く、作品作りには研究も兼ねて取り組んでいる。
その作品づくりの姿勢や生み出される作品が、やんばるホテル南溟森室
と通じるものがあると感じた。
そんな陶藝玉城のつくるやんばるホテル南溟森室の表札は”地域(集落)の風景に馴染むもの”になるだろうと感じた。

と話してくれました。

自然豊かな大宜味村の九連窯で生み出される作品

窯の火と向き合う玉城さん

そんな山上さんのお話を聞いて、依頼した表札がどうやって作られていくのか‥を知りたくなりました。
居ても立っても居られずに、陶藝玉城の玉城夫妻を尋ねました。

待ち合わせ場所は、大宜味村陶器事業協同組合で管理する「九連窯」、陶藝玉城の他、3人の陶芸家さんの作品づくりのため窯に火入れをしているところでした。
※「九連窯」とは、九つの焼き口がある登り窯、屋根には伝統的な赤瓦が使用されている。

窯で火入れをしている様子を見ながら、陶藝玉城の玉城夫妻にお話を聞かせていただきました。

その中で特に印象に残っているのが、窯から作品が生まれる過程について。

窯での作品作りは、その日の天気や気温に左右されるので、その都度対話をするように薪をくべる必要がある。

そのため予定していた納期が遅れてしまうこともあるとのことでした。

そして一度窯に火をつけたら、あとはもう薪をくべる以外人間には何もできない。
窯から生まれてくる作品がどのように生まれてくるかは、窯に委ねられるのです。
まるで本当に命が生まれるように感じました。

やんばるホテル南溟森室の表札もこのようにして、窯に委ねられて生まれてくるのかと胸が高鳴りました。どんな表札になるのか‥。
普段の風景に馴染みながらも目に留まり、多くの人を迎え入れる表札になることでしょう。
やんばるホテル南溟森室に訪れる方には、ぜひ表札にも目を向けていただければと思います。

南溟森室の宿泊を通して体験する”窯ツアー”

炎は熱を増すと美しい白色に

今回表札づくりを見学してみたことで
『この体験を窯ツアーとして実施したい!』と思いました。

九連窯は火入れする日が決まっているので、
その日程でやんばるホテル南溟森室にご宿泊されるお客様をご案内したいと思います。

詳しいことが決まりましたらやんばるホテル南溟森室のwebサイトInstagramで告知していきます。
ぜひこちらもチェック&フォローお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?