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ROSEMARY


ローズマリー (ROSEMARY)



シソ科、アサギリ属、ローズマリー種



いま、私の両手はもの凄いローズマリーの
香りがしている。ケタハズレの香りである。



もちろん、私が料理をしていた訳ではない。
コレまでブログを書いてきた通り、家で作る
のはせいぜいがお湯を注いで食べるカップ麺
位である。



ドンキホーテで買い物をした後にチャリンコ
で、夜道を走っていたら近所のローズマリー
の植込の中を何かがもがいている。お爺さん
である。ここはいつも歩いてる時にはこれの
葉に触れては、その香りを楽しむお気に入り
ルートであって、比較的広くローズマリーが
植っている植込だが、そんなローズマリーを
薙ぎ倒してお爺さんが立てないでジタバタと
手足を動かしている。どうやら相当に酔って
しまっていて自力では完全に立てない様子で
どの位、そうしていたのかはわからないけど
ローズマリーの葉の香りが辺り一面に放たれ
ムッとする程である。



私はチャリを道路の傍らに停めるとお爺さん
に両の手を差し出す。すまんこってです。
酔い過ぎて踏ん張りが効かんのだな…こちら
の手で力一杯引き寄せんと立ち上がれない。
お爺さんの足元もフラフラなのだ。それなら
私はお爺さんの両足の靴に私の靴を当たる様
にして両手首を持って(手首だと関節へ負担
が掛かるかもと思い直して)グッと引き上げ
お爺さんがちゃんと立てた。それでも与太る
のは酒の量が多かったからだろう。



駅に行くのですか?聞くと頷くのでこっちの
道を歩いて、真っ直ぐで駅だからと説明して
様子を見守る。千鳥足で右へ左へヨタヨタと
しているが、あれなら駅までも行けるだろう
としばし見送った後にチャリに乗り帰宅。



茶を飲もうとしたら、手がもうローズマリー
の香りがすごい。そうか最初にお爺さんの手
を掴んだ時に香りが移行したのだ。にしても
この香りからすると相当、ローズマリーの中
をもがいていたのであろう。



ローズマリーの持ち主も明朝にはカンカンに
なって怒るのだろうな。夜道であったが相当
グチャグチャになっていたから。



先週、この写真を撮っておいて良かったなと
思うのである。なぜなら、今晩の騒動で花も
全てが散ったと想定されるからである。


しかし、こんな寒空の中で泥酔しては危険で
ある。人通りもさほどいない道なのである。



和名 迷迭香 (マンネンロウ)
洋名 ローズマリー (ROSEMARY)
学名 サルビア ロズマリナス
   (SALVIA ROSMARINUS)
分類 シソ目、シソ科、アサギリ属、
   ローズマリー種
種類 常緑低木
   ハーブ
草丈 60〜180cm
開花 一年中
花色 藤、桃、白
原産 地中海地方沿岸部
言葉 貞節
   静かな力強さ
   思い出
   誠実
   変わらぬ愛
   あなたは私を蘇らせる
   私を思って
   追憶
撮影 大阪市淀川区十三駅近所の路地

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