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PAMPAS GRASS

パンパスグラス (PAMPAS GRASS)

イネ科、シロガネヨシ属の多年生植物。

その葉も高く育つのだが、花穂が上へと伸びた姿
も素晴らしく美しい。日本へは明治時代に渡来し
現在でも都市の緑化植物として公園を始め公共部
にも多く植えられている。たわわに実った花穂が
風に揺れる姿にも風情がある。


これの原産となるのは南米諸国の木の生えてない
大平原の世界。ここでのパンパス(PAMPAS)は
南米のアルゼンチン中部、ウルグアイの全域から
ブラジル最南部までのラプラタ川の流域の広大な
草原地帯を指す言葉。この地域支配する植物ゆえ
パンパスグラスなのである。



ここで良く連想されるのが、あの赤ちゃん用製品
の紙オムツのパンパース(PAMPERS)の商品名であるが、パンパスグラス(PAMPASGRASS)と
フワフワとしたイメージは重なるのだが全くその
由来は期待を裏切って異なるもの。


紙オムツのパンパースのパンパー(PAMPER)は『欲しいままに与えてやる』『大切に育てる』 を
意味する言葉なのである。




この紙オムツという革命的な商品は、赤ちゃんの
使用済布製オムツの洗濯作業なる精神的、衛生的
にも負担の多い重労働から、世界中の母親たちを
救済した商品である。日本へは70年代の後半に
上陸して高価ながらヒットを飛ばした製品であり
これを世の中に拡散したのは、あの有名なP&G
(THE PROCTER & GAMBLE COMPANY)で
ある。女性用の生理用品の吸水ポリマー構成仕様
を横展開させて横漏対策を施した商品。履かせる
パンツ型商品などやトイレトレーニングの機能付
など色々と進化してきた優秀な商品なのである。


と、紙オムツ街道へと大きく脇道へ逸れ解説した
訳だが私はこの商品を開けたことも触った事すら
ない。独り身という事はそういう事なのである。


この手の大きく人の煩わしい作業軽減に寄与した
商品にノーベル賞などを与えても良いのでは?と
考えたりするのは私だけなのかも知れない。


和名 白銀葭 (シロガネヨシ)
   西洋芒 (セイヨウススキ)
洋名 パンパスグラス (PAMPAS GRASS)
学名 コルタデリア セロアナ
   (CORTADERIA SELLOANA)
分類 イネ目、イネ科、シロガネヨシ属
種類 多年生植物
草丈 2〜3m
開花 夏〜冬
原産 ブラジル、アルゼンチン、チリの草原
言葉 雄大な愛、強気な心、光輝、人気
撮影 兵庫県川西市の高台の丘

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