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目膨木


目膨木 (ミフクラギ)


リンドウ目、キョウチクトウ科、ミフクラギ属


日本が原産の琉球地方に自生する常緑低木で
猛毒植物である。

昨年の奄美大島カヌー強化合宿の最終の日に
早起きをし、6時半の朝食前にホテル周辺の
散策を行った。

まだ薄暗い朝方の冷気の中、しとしと降る雨に
打たれて体温が奪われていくのが気持ちが良い。
会社出勤のスーツ姿以外、オフの日になら雨に
打たれる事は私はOKとしている。


以前にこのブログにて紹介したチブサトゲグモ
の写真の一部もこの時に撮影したものである。

緑のものと紫のものと、小さめのマンゴーにも
良く似た実が目にとまり、可愛い実だなと撮影。
葉っぱも規則正しく配列された生え方で美しく
ゴワゴワしてる感じが良いなと四枚撮影。


初めて見たこの樹木だったのだが色々と調べて
みたところ、猛毒植物だった。過去にも小学生
の児童がこの植物の実、そして葉で事故に遭い
その正体は下記の通り。


猛毒植物の夾竹桃(キョウチクトウ)の仲間で
ありこの植物の葉を取ってはいけないとある。
そこから流れ出た乳白液には触れただけでも
腫れ上がる程の毒性を持つらしい。そしてその
手で目を擦ると、目が腫れ上がる症状が目膨木
(ミフクラギ) の名がついた由来となる。
沖縄ではミーフックワァーと呼ばれているとの
ことである。


マンゴーの実と酷似していることから間違えて
食すと下痢、嘔吐、不整脈、眩暈、心臓麻痺、
昏睡、を経て、致死に至る。


かつてこの毒を海に撒いて魚を獲るという乱暴
な漁法があったらしいが、現在ではこの漁法は
全面的に禁止されている。毒漁なんて手法など
生態系を壊しかねない為やるべきではない。


沖縄の名護市では、この植物は天然記念物と
して保護をされている植物なのだという。


私はノートに見知らぬ植物の葉っぱを千切って
ファイリングしているのだが、雨降りだった為
この葉っぱには手を出さなかったのだ。晴れて
いたなら間違いなくこれの葉を千切っていた。
危ない、危ない。これからは見知らぬ植物には
気をつけてかかろう。


しかし、なんと言っても酷いのは洋名である。
シーマンゴー(SEA MANGO) なんていう名前
美味しそうで間違えて食べてしまいそうである。


コレも同じく気をつけよう。




ホテル近所の樹木に注意喚起はされてなかったが
管理された場所では厳重な注意が成されている。
これら注意喚起表示はネットの拾い画像である。


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和名 目膨木 (ミフクラギ)
   沖縄夾竹桃 (オキナワキョウチクトウ)
洋名 シー マンゴー (SEA MANGO)
学名 サーベラ マンガス
   (CERBERA MANGHAS)
分類 リンドウ目、キョウチクトウ科、
   ミフクラギ属
種類 常緑低木
   猛毒植物
草丈 8〜12m
開花 夏〜秋
花色 白
原産 日本 (琉球地方)
言葉 危険、用心
撮影 奄美大島

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