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SARRACENIA LEUCOPHYLLA


サラセニア レウコフィラ
(SARRACENIA LEUCOPHYLLA)

ヘイシソウ科、ヘイシソウ属の多年生草本、
食虫植物である。

食虫植物を代表する種類の中のひとつではあるが
ハエトリソウ、ウツボカズラの子供達の人気には
追いつけないでいるのが今回解説のサラセニア。


ハエトリソウは虫捕獲時のアクションがあるので
人気がとても高い。ウツボカズラはプランプラン
と吊り下がっている姿がとてもユーモラスである。
モウセンゴケも虫捕獲粘着巻き付型であるのだが
もひとつ見窄らしい印象のものが多いのである。


で、今回の主役のサラセニアは水辺などに自生を
するタイプなのだが子供達からすると地味でただ
そこに突っ立っているだけのものの印象がある。


植物園の中では有識者からの解説を受ける事こそ
植物園を楽しく過ごせるひとつであるのと同時に
この食虫植物がいかに植物園で重要なのか教えて
くれる。


植物園に於いて必ずと言って良いほど、年に何回
も開催されている食虫植物展のいべんとである。


何故か?


家族で植物園にでも行こうかとプランを立てども
男子がいると『え〜、植物園なんかやめよう』の
反応が返ってくる。植物園にとって家族での来場
が当然、儲かる。そんな男の子のハートを鷲掴み
にする展示こそが食虫植物展なのである。


綺麗、可愛い、美しい、に興味がある女子たち。
対して男子はそれらに全く興味がない訳であるが
カッコイイ、グロテスク、ヘンテコリン、奇妙と
食虫植物の造形やメカニズムなどに、男子たちは
喰らいつくのだ。虫に喰らいつく食虫植物をエサ
にして男子たちに喰らいつかせて虜にするという
植物園側の作戦。


という事で食虫植物展を開くとてきめん植物園は
大繁盛をするのだという。


サラセニア、このアートとも言える程の魅力的な
リーフデザインの素晴らしさに気付くのはもっと
男の子たちが歳を重ねてからのことで、最後まで
それに気付かぬアンテナのない男の子も大勢いる。
この辺の感性の部分だけは誰かから教わるもので
なく、その個人自体の資質からなるもの。なので
こればかりは仕方ない。


にしてもサラセニアリーフの見事なテキスチャー
パターン。アパレルで、サラセニアジャケットを
立ち上げてみようか。パターンスキャンしカラー
バリエを忠実に再現してみたらそこそのモノにも
なるかも知れない。


ぜプラ、タイガー、ホルスタイン、レオパルド、
ジラフ、などのアニマルパターンは誰もが知って
いるデザインテキスチャー。ネクストジェネにも
そろそろ着手してみようか。




和名 網目瓶子草 (アミメヘイシソウ)
洋名 ホワイト トップ ピッチャー プラント
   (WHITE TOP PITCHER PLANT)
   ホワイト トランペット
   (WHITE TRUNPET)
学名 サラセニア レウコフィラ
   (SARRACENIA LEUCOPHYLLA)
分類 ツツジ目、ヘイシソウ科、ヘイシソウ属
種類 多年生草本
   食虫植物
草丈 30〜90cm
開花 春
花色 紫、赤、緑
花径 4〜7cm
原産 アメリカ、カナダ、メキシコ
言葉 変わり者
   風変わり
   憩い
撮影 六甲高山植物園

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