見出し画像

黒大蟻


黒大蟻 (クロオオアリ)


ハチ目、アリ科、ヤマアリ亜科、オオアリ属
に分類される日本国内でスタンダードに見る
事のできるアリで、最も大きいアリの品種。


コロニーの形成によって集団で役割分担する
社会性昆虫のひとつで、ハチやシロアリとも
並ぶ昆虫群となる。


『アリとキリギリス』というイソップの童話は
有名であり、楽器を鳴らし遊び呆けて暮らす
キリギリスと、対照的に勤勉な存在としての
アリ達を描いた物語。オチは寒い冬を迎える
時に遊び呆け過ごしてきたキリギリスは死滅、
アリ達は労働で蓄えた食糧により冬を越して
生きていくというお話である。


この寓話を覆したのが、北海道大学の長谷川
准教授で、アリは全員が勤勉ではなかった事
を発表されたのである。


2:8:2

この対比数値はアリの労働状況を示すもので


2 = 勤勉に休む事なく働き続けるアリ
8 = 適度に働いたり休んだりするアリ
2 = 全く働かずサボってばかりのアリ


を表している。つまり1000匹のアリ達を
集めて観察すると、200の勤勉組、200
のサボリ組がいる事になる。


このサボリ組200だけの集団を作ったらば
同じ比率の2:8:2に編成されるものだと
いうのだ。


全員が働く意欲に満ちているコロニーは結果
として、疲労困憊して全員が動かなくなって
全滅するのだという。


我々、人の世界でも全員が勤勉すぎるとダメ
になるらしい。ちなみに私はどこに分類する
かというと、多分真ん中にある8の集団だと
思っている。きっと、多分、そうだろうと…


アリの観察キットなるものが販売されている
ので、この事実を自身で確かめられたい方に
オススメの商品である。





和名 黒大蟻 (クロオオアリ)
洋名 ジャパニーズ カーペンター アント
   (JAPANESE CARPENTER ANT)
学名 キャンポノタス ジャポニカス
   (CAMPONOTUS JAPONICUS)
分類 ハチ目、アリ科、ヤマアリ亜科、
   オオアリ属、クロオオアリ種
種類 アリ類
全長 8〜16mm
生息 日本全国
出現 春〜秋
集団 1000個体
食性 昆虫類、他のアリ類、蜜類

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

#黒大蟻
#クロオオアリ
#ジャパニーズカーペンターアント
#JAPANESECARPENTERANT
#キャンポノタスジャポニカス
#CAMPONOTUSJAPONICUS
#蟻
#アリ
#アント
#ANT
#アリ育成キット

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?