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御車返


御車返 (ミクルマガエシ)


バラ目、バラ科、サクラ属 


鎌倉は材木座の桐ヶ谷(キリガヤ)を発祥と
する桜であり、大島桜(オオシマザクラ)を
基にして、里桜(サトザクラ)との間で生み
出された栽培品種の桜となる。


『御車返』(ミクルマガエシ)の名の由来は
この桜の木の下を通過した牛車に乗っていた
者二人が、今の桜は一重だ、いや八重だ、と
言い争いになって、牛車を元来た道へ引返し
その花を確かめに戻ったというエピソードで
この名がついている。とてものどかなお話で
ある。


なので、この桜にはもうひとつの面白い名が
ついており『一重八重』(ヒトエヤエ)なる
名も残っている。この桜は5枚の花弁が付く
ものが普通であるが、多いものが混在してて
倍の10枚のものもあるという。花弁の数を
数えられるほどに牛車の歩みは遅かったので
あろう、『牛歩』の言葉を思い出す。


このヤジキタ風の言い合いがないままであれば
『桐ヶ谷』(キリガヤ)という地名からの上品
な名前だけだったのかも知れない。


残念だが、撮影したものは一重のみである。






和名 桜 (サクラ)
洋名 ミクルマカイシ
   MIKURUMAKAISHI
学名 セラサス サトザクラ
   (CERASUS SATO-ZAKURA)
品種 御車返 (ミクルマガエシ)
   桐ヶ谷桜 (キリガヤザクラ)
   桐ヶ谷 (キリガヤ)
   一重八重 (ヒトエヤエ)
分類 バラ目、バラ科、サクラ属
種類 落葉樹
   園芸品種
草丈 2〜5m
開花 4月中旬
花色 淡桃色 
花径 4〜5cm 大輪
花弁 5〜10枚
咲型 一重八重
原産 日本
交配 大島桜(オオシマザクラ)
   里桜 (サトザクラ)
言葉 永遠の愛
   精神の美しさ
   優雅
撮影 京都府立植物園

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