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荒地盗人萩


荒地盗人萩 (アレチヌスビトハギ)


マメ目、マメ科、ヌスビトハギ属の多年生植物


この植物と私の出会いは、サバイバルゲームの
現場である。大人の遊びで実際にフィールド内
で、BB弾を撃ち合って敵兵総てを殲滅するか
敵陣のフラッグを倒すかで勝敗を決めるゲーム
であり、これには現役の自衛隊員や警察関連の
者もゲリラ動向のデータ収集の為に大規模大会
になら参加するものである。


フィールドのセーフティゾーンに集まりった
猛者達が、それぞれのチーム毎に固まっては
戦闘体制の準備を整える。


上下の軍服、ジャングルブーツ、タクティカル
ベスト、ヘルメット、マシンガン、スナイパー
ライフル、サブアームズ、ゴーグル、クリップ
連結マガジン、予備バッテリー、BBボトル。


その装備した重量は、実際の兵隊が身に着ける
装備と重さは変わらない。違うのは食料品等や
野営装備など、戦闘に不必要な装備などは身に
つけない。


笛の合図が鳴る。各陣営からワラワラと戦闘員
が走りだして敵陣へと銃口を向けながら前進を
していく。戦闘のフィールドは山や谷や川など
大自然の中、今は山菜採りの方との接触事故の
ない様に、サバゲー関連の個人の所有地を封鎖
して、一般人に弾が当たらぬ様に規制線を張り
その中でだけ撃ち合いが行われる。


サバゲーの内容は、別記事を添付しておくが、
フィールドから戻る軍服の至る所に付着してる
ものがある。


アレチヌスビトハギの種である。


その鞘には何連も連なった種の入るものである
が、これが軍服の全てにベッタリと張り付いて
いて難儀なものである。戦闘の出撃の回数だけ
軍服はこの植物の鞘だらけになる。


この鞘には細かなベルクロ状の細かいフックが
全面に付いていて、面で服に張り付いている為
簡単には取れないもの。洗濯機に入れて回せど
ひとつも剥がれ落ちずに、結局はひとつずつを
手で排除してやる必要があるという厄介な代物
なのである。だから、1日に6回の戦闘出撃が
あったなら、全ての戦闘終了となってから全軍
この鞘との地味なる戦闘が始まるのだ。


こんなもの、家に帰ってから庭先ではやっては
ならない。そう、この植物は持ち帰ったり庭に
鞘をばら撒くなどは、もってのほかの植物。


絶対に植えてはならない植物のワースト10の
中に入っているものである。


1、鶴製植物で他の植物に巻きついてしまう
2、アレロパシー物質をばら撒き他を枯らす
3、地下茎を全方位に伸ばす匍匐性に長ける
4、沢山の花を咲かせ、沢山の鞘を生み出す
5、地下茎は太くて、その排除が困難の極み
6、多年生植物であって毎年リピートとなる


この植物は、一度庭に生えると土壌を総入替
レベルでの取組が必要となるものである。


可愛く小さな桃色だからと騙されて庭に植える
と大変な目に遭う植物なので気をつけよう。


花が性悪のネズミに見えてきたなら正解である。
どんな痩せた土地でも生き延びるだけの生命力を
もった植物でもあるのだ。


和名 荒地盗人萩 (アレチヌスビトハギ)
洋名 ティック トレフォイル
   (TICK TREFOIL)
学名 デスモディウム パニクラタム
   (DESMODIUM PANICULATUM)
分類 マメ目、マメ科、ヌスビトハギ属
種類 多年生草本
   蔓性植物
草丈 90cm
開花 夏〜秋
花色 濃桃色
花寸 25mm
原産 北米
渡来 1940年
言葉 略奪愛
撮影 淀川河川敷

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