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浜這


浜這 (ハマハヒ、ハマホウ)


シソ目、シソ科、ハマゴウ属の常緑小低木。


その葉の香りが良くて線香の材料とされる事で
浜香 (ハマゴウ)と呼ばれる記事を以前に記載。


その時は植物園での撮影であったが、こちらは
天然物である。定期観測先の大野川緑陰道路を
最後まで行くと淀川河川敷の大阪湾と合流する
地点が目の前に現れる。この先迄をずんずんと
進むと矢倉緑化公園となる。


そんな大阪湾の近い部分に地を這う様に生えて
いた植物がこれである。別名で浜這(ハマハヒ)
もしくは(ハマホウ)と呼ばれるのは茎が地を
四方に這った様な姿からその別名が付いている。


本来はこれを写したかったが、それを断念した。
理由は海洋プラゴミの破片が辺り一面に細かく
モザイク状に多数、写るからである。白や黒に
加え7色以上のプラのゴミ。


コンビニやスーパーを含めレジ袋の有料化は海洋
プラゴミを減らしたろうか?逆だと私は思う。
日本ではあたかも良い事をしているかの様にして
上っ面の体裁の良い風の顔をして環境対策やエコ
だとしたり顔で語るものが多いが、実態を見ずに
それを良い事だと胸を張って主張をする者が多く
それは真実とは、ほど遠い。


かつて、割箸をやめて、プラスチック製のマイ箸
を持とうと云うバカなブームが起きた事がある。
国内における住宅や家具を作る際の間伐材などや
端材を利用して割箸は作られる。その割箸を悪者
に仕立て上げてプラスチック箸を作ろう、オー!
なんて動きは逆にCO2排出量を増やす行動。


今のレジ袋有料化の動きは、それら袋を作ってた
労働者の職を奪ってしまった上に、淀川河川敷の
ゴミは明らかに増えてしまった。と云うのは袋に
ちゃんとまとめて捨てられていたゴミがまとめ役
を担っていたレジ袋がなくなったがゆえに増加、
プラの弁当容器、おにぎりのフイルムゴミ、飲料
の入ってたPETボトルやキャップ。あの有料化
の時は、コロナの真っ只中、遠方に旅行も行けず
近場であり、ソーシャルディスタンスが問題なく
とれる淀川河川敷は人の密度が増えた。その時期
地表を風に飛ばされるそれらのゴミがレジ袋有料
以前よりも相当に量が増えた。近場の私はそんな
光景を見ながら、間違った判断だなと確信した。


レジ袋の金を惜しむ者は、元々がモラル自体も
乏しい。私は河川敷探索や登山やハイキングの時
レジ袋は必ず買う。ゴミをきっちり持ち帰る為。


そうは言いながらも日本の河川や海は世界からの
観光客からしたら衝撃的なインパクトを与えると
言われている。世界中で、ここまでゴミの少ない
都市の河川は他では見る事はできないのだそう。
私も東南アジアの河川を見たがゴミが浮いてると
云うレベルではなく、また悪臭も酷かった。
日本の海岸にあるプラゴミもこれら東南アジアの
言語が記載されたものも多い。


それでも、美しく地に線を描いてくれた浜這の茎。
この河川敷でそれを撮って載せる事はこの先にも
ないなと思っている。


いつか、もっと素晴らしい環境でこの植物のその
姿を載せる日が来ると良いなと思う。






和名 浜香(ハマゴウ)
   浜栲 (ハマゴウ)
   浜這 (ハマハヒ)
   浜這 (ハマホウ)
   浜朴 (ハマボウ)
洋名 ビーチ バイテックス
   (BEACH VITEX)
中名 單葉蔓荊 (タンヨウマンケイ)
学名 バイテックス ロタンディフォリア
   (VITEX ROTUNDIFOLIA)
分類 シソ目、シソ科、ハマゴウ属
種類 常緑小低木
   海浜植物
草丈 30〜70cm
開花 夏〜秋
花色 青紫色
花寸 12〜16mm
原産 日本、朝鮮、中国、オーストラリア
言葉 愛の喜び
撮影 咲くやこの花館





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