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奄美柊黐


奄美柊黐 (アマミヒイラギモチ)


モチノキ目、モチノキ科、モチノキ属


葉を見るとヒイラギの様だがモチノキに分類
されるトゲトゲの葉を持つ常緑小高木。
その高さは2mほどである。


この樹木には面白い特徴があって、しゃがんで
低い位置の葉を確認してみるとトゲトゲが鋭く
尖っているのが分かる。


だが、今度は立ち上がって高い位置の葉を観察
してみると、そこにトゲトゲがなくなっている。


奄美大島に、奄美ノ黒兎(アマミノクロウサギ)
という小型の草食系哺乳類が生息しており植物の
葉を食べる。全長40〜50cmの小型の生物で
アマミヒイラギモチは、このウサギに対する自己
防衛から下方の葉に棘(トゲ)をつけるのである。

では、それ以外の生物の対策はどうかというと
奄美大島には、植物にとっては手強いあの鹿が
生息していない。だから上の方の葉にはトゲが
付いていないのである。

葉っぱにトゲを付けるというだけで、植物には
その分だけ余計なエネルギーを使うのであり、
不要なら付けないに越したことはないのである。
必要最低限のぼうえ


■ 奄美ノ黒兎の目線にある奄美柊黐の葉


■ 我々が立った状態で目線にある奄美柊黐の葉


和名 姫柊 (ヒメヒイラギ)
   奄美柊 (アマミヒイラギ)
洋名 ヒメヒイラギ
   (HIME HIIRAGI)
   アマミ ホーリー
   (AMAMI HOLLY)
   ジャパニーズ ホーリー
   (JAPANESE HOLLY)
学名 アイレクス ディモルフォフィラ
   (ILEX DIMORPHOPHYLLA)
分類 モチノキ目、モチノキ科、モチノキ属
種類 常緑広葉樹
   常緑小高木
草丈 2m
開花 11〜12月
花色 白
花径 3mm
原産 日本(奄美大島湯湾岳)の固有種
言葉 家庭の幸せ
撮影 服部緑地都市緑化植物公園


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