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蛇苔


蛇苔 (ジャゴケ)


ゼニゴケ目、ジャゴケ科、ジャゴケ属の苔類


赤目四十八滝に生息していた動植物の紹介の
第ニ弾は、この特徴的な苔(コケ)となる。


コケのカタチの中では、葉が平たく広がった
形状のものを葉状体(ハジョウタイ)と呼び
銭苔(ゼニゴケ)という複数種になるのだが
今回紹介のこの蛇苔(ジャゴケ)という種類
の一属となり、見ての通りだが表層が蛇の鱗
(ウロコ)の様にに見える特徴から見分けが
つきやすいコケとなる。


このウロコの様にも見える美しい亀甲模様は
それぞれ気室毎に境界線がハッキリ分かれて
いる様子がウロコに見えるのと、その気室毎
に表層にはひとつの孔が開いている事から、
それがまた良いアクセントにもなっている事
から、動物のウロコっぽく見えるもの。見る
人によっては気持ち悪い、グロテスクだなと
感じる人もいるかも知れない。


これを撮影した赤目四十八滝は台風前につき
もの凄い土砂降りの状況もあって、ジャゴケ
も水を得た魚状態で生き生きと緑色に輝きを
放っているのが写真を見てもお分かりの通り。


コケ類は枯れているのかなと思いきや、霧吹
で水を与えた瞬間に外観が大いに変わるもの
も多く、写真に撮ったこのジャゴケもまさに
欲していた水を得てのこの美しさなのである。


コケ類は春先になると、雌器托という胞子を
ばら撒く為の器官を花の様に無数に伸びる。
一般のものは小さな茸の様にも見えるのだが
この蛇苔の場合は先端が花の様で可愛い。
写真はいつか撮影したものをここで載せたい
と考えている。


洋名グレート センティッド リバーウォート
はジャゴケからは、あの松茸(マツタケ)に
似た香りがする事に由来しての命名となる。
センティッドは『良い香りのする』の意味で
あり、その頭にはグレートと『偉大なる』が
付いているのだ。



和名 蛇苔 (ジャゴケ)
洋名 グレート センティッド リバーウォート
   (GREAT SCENTED LIVERWORT)
学名 コノセファラム コニカム
   (CONOCEPHALUM CONICUM)
分類 ゼニゴケ目、ジャゴケ科、ジャゴケ属
種類 コケ類
草丈 2〜5mm
開花 春先(胞子拡散用の雌器托)
花色 緑
原産 地球の北半分の全域
言葉 マザーラブ
撮影 赤目四十八滝、三重県


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