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木賊


木賊(モクゾク)


砥草 (トクサ)の別名となる。


トクサ目、トクサ科、トクサ属


多年生植物にして、有節植物でもある。


恐竜時代に既に世の中には存在していた原始的
植物のひとつ。よって胞子により次の世代へと
命を紡いできた、羊歯(シダ)、土筆(ツクシ)
と同じ生き方を歩んできた植物。

当時のトクサは巨大なものだったと学説にある。
ツクシもまた大きかったらしく、タイムマシンが
出来たなら、その時代の植物の姿を是非見たいと
思うものである。

このトクサは筆や鉛筆ほどの太さの茎の植物では
あるが、これを縦に裂いてペーパー状にする事で
紙鑢(カミヤスリ)として使用できる。


現在でも小物の木工製品の表面仕上げに使われる
程に繊細なヤスリとしてのクォリティを持つもの
で、爪の表面を綺麗に仕上げることも出来る。


この植物が昔なら草食恐竜に、現在なら鹿などに
食べられないのは、この内面にビッシリと並んだ
ケイ素(ガラス質の物質)があるからである。
この事から虫による被害もないのである。

トクサの葉は、節毎にある袴(ハカマ)状のそれ
が退化しコンパクトになった葉となる。これより
葉が邪魔にもならずに密集させた群生スタイルを
キープ出来る。乾燥にあまり強くはないトクサは
この様に茎を大量に密集させスクラムを組む事で
保湿性を高め生存競争力をつけてきた植物なので
ある。



和名 砥草 (トクサ)
   木賊 (モクゾク)
   歯磨草 (ハミガキクサ)
洋名 スコーリング ラッシュ
   (SCOURING RUSH)
   ホース テイル (HORSE TAIL)
学名 エキセタム ハイエマール
   (EQUISETUM HYEMALE)
分類 トクサ目、トクサ科、トクサ属
種類 多年生植物
   有節植物
草丈 30〜100cm
開花 なし (胞子植物)
原産 ヨーロッパ、アジア
   日本では中部エリア以北の山間部に自生
言葉 率直、非凡
撮影 京都府立植物園

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