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砥草


砥草 (トクサ)


一目一科一属の植物。


シダ類に分類される植物で、胞子をばら撒いて
範囲拡大をする植物。


羊歯(シダ)は、葉の裏面に胞子が生成されて
空中に放出されるが、砥草(トクサ)の場合は
杉菜(スギナ)の胞子放出役の土筆(ツクシ)と同じ様な形状部分から胞子散布が行われる。


砥草(トクサ)は、漢字で表されている通り
砥石(トイシ)の砥の文字が使われている。


この植物の茎は、節毎にプチプチと簡単に切れ中は空洞になっている。これを切り開いてやり長方形のシート状にすると紙やすりや爪やすりなどと、同じ役割を果たしてくれる便利物。


この切り開いた茎の内面全体にケイ素(ガラス繊維と同じ物質)が規則的に配列されてる為、紙やすりの150番手にも匹敵する細やかさを持っている。


この150番手とは木工作業の仕上げの磨きの作業にも使われるもので、和風総本家などに紹介される日本の伝統工芸の和櫛、割箸などの仕上加工として老舗の職人さんは砥草を今も使っているものなのである。


直立したこの植物は料亭や寺社の庭園等にも映えて
和モダンなインテリアにも使われる植物。


スギナと同じで節ごとにプツンプツンと切る事が出来、切った場所を当てるという子供の遊びにも使われるものである。



和名 砥草 (トクサ)
   木賊 (モクゾク)
   歯磨草 (ハミガキクサ)
洋名 スコーリング ラッシュ
   (SCOURING RUSH)
   ホース テイル (HORSE TAIL)
学名 エキセタム ハイエマール
   (EQUISETUM HYEMALE)
分類 トクサ目、トクサ科、トクサ属
種類 多年生植物
   有節植物
草丈 30〜100cm
開花 なし (胞子植物)
原産 ヨーロッパ、アジア
   日本では中部エリア以北の山間部に自生
言葉 率直、非凡
撮影 京都、大阪、兵庫の複数箇所

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