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四条畷神社

四條畷神社 (シジョウナワテジンジャ)


浪速七幸巡 (ナニワシチコウメグリ) のひとつ。
四條畷駅を降りてから道草をせずにゆっくり歩き
15分ほどで着く。境内まで少しだけ階段を登る。


洗練された居心地の良い空間が目の前に拡がる。
手水舎 (チョウズシャ) が何やら賑やかである。


花手水(ハナチョウズ)
手水鉢(チョウズバチ)に浮かべられた色とりどり
の陶器の玉が美しく、華やかな気持ちになる。

浪速七幸巡の七つと、そこの御利益が記載される
この四条畷神社の御利益は『心願成就』

必ず撮影するのが狛犬なのだが、阿吽の吽が二枚と
私自身の呼吸が整ってない、反省。

本殿と、そこに飾られてた勝鬨太鼓

社殿正面の鳥居は鎮座百年記念に伊勢神宮より
寄贈をされたものだという。


ここの神社の主祭神は四條畷の戦いで敗死をした
楠木正行(クスノキマサツラ)が祀られた神社。
享年23歳という若さだった。


ここには二つの向かい合う姿の像が置かれている。


忠孝両全 (チュウコウリョウゼン)


『桜井の別れ』というシーンの像である。


父正成が息子正行へ桜井駅(三島郡島本町)にて
「父の死後は足利氏の天下となるであろうがどこ
までも正統の天皇を御守りせよ。それこそが父へ
の孝行ともなるのだ」と諭して、天皇から賜った
短刀を与え身も心も我が子へと伝え出陣に向かう。


これがこの父と子の今生の別れの場面であって、
それが像となっている。正行11歳の時のこと。


貞仁両全 (テイジンリョウゼン)

敗退した父、正成の亡骸、その切り取られた頭部
が届く。桜井で別れたあと、正行がまだ11歳の
時のこととなる。父の亡骸を前にして、正行は父
から貰い受けた短刀での自害を決意するが、母親
の久子がそれを諭して止めさせる。


父の教えは天皇の御守りとし命を捨てよの言葉。
母の教えは自身の目的の為に命を大切にの言葉。
そんな二つの親子の教えの場面の像が並んでいる
のはとても感慨深い。命を捨てよ、命を大切に、
彼は母の言葉に従って生きる道を選択したもの。


母親の優しい言葉で命を断つのをやめた正行は
その後の戦いの中、敗走する敵兵達が極寒の河川
に複数人が落ちたのを、救出しなさいとの指示を
出す。寒さで凍えきった敵兵に衣類と暖を与えた
その精神は、さぞかし母としても誇らしかったに
違いない。


ここの神社は四條畷の民にとっては誇らしいこの
正行を祀る為に地元民でお金を集めて建てた忠義
による神社なのである。


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名称 四條畷神社 (シジョウナワテジンジャ)
所在 〒 575-0021
   大阪府四條畷市南野2ー18ー1
最寄 四条畷駅 JR東西線
主祭 楠木正行 (クスノキマサツラ)
社格 別格官幣社
   別表神社
創建 1890年(明治23年)
札所 建武中興十五社
   なにわ七幸めぐり
   神仏霊場巡拝の道第61番 (大阪第20番)
例祭 4月5日 春季大祭
   10月5日 秋季大祭

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浪速七幸巡


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