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杜鵑草
和名 杜鵑草 (ホトトギス)
洋名 トード リリィ (TOAD LILY)
学名 トリシリティス ヒルタ
(TRICYRTIS HIRTA)
分類 ユリ目、ユリ科、ホトトギス属
種類 多年生草本
草丈 30〜90cm
開花 夏〜初冬
原産 日本 (本州、四国、九州)
言葉 永遠にあなたのもの
秘めた意志
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ホトトギスの名は、鳥類のホトトギスの腹部を飾る斑紋に似ている事からついたものである。山地の斜面や崖や岩場、そして森の中の日陰にひっそり咲く姿が美しい植物となる。
洋名のトードリリィの名は、ヒキガエルの腹部の模様に似ているからとついたもの。同じ花を表す名前だけど、命名者のセンスで大いに印象が変わる。
ただ、このドットスタイルの紋様にも個体差もあり
そらがまた楽しい。
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さて、デザインは置いといて構造分析である。
中央部にはメシベタワーが高く聳えて分岐して
取り囲むの飾りの様なオシベのシャンデリア。
そしてこの花が蜜を提供するのは六片の花弁の根元にある黄色いアクセントカラーこそが蜜腺となっている。花蜜を求める虫類の視界はこの黄色い花蜜マークが目に止まりそれで集まる。
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この花は、このすり鉢状の窪みの中へ入り込む
ズングリムックリした体型の虫だけを蜜提供の対象とした設計がなされている。ハナアブ類やクマバチなどのハナバチ類がウェルカムゲストなのである。
ハチやアブは蜜を求めてこの花の中をグルグル回る事になる。蜜の提供口からの蜜量がとても少ない為、そのモノ足りなさから次を求めては回らされる。ハナバチヤハナアブの背中や羽根には、オシベの花粉が付いて、虫が飛び立つ際にメシベに花粉が付着して、受粉に繋がる。
植物と昆虫の持ちつ持たれつの関係が目で見て
分かりやすい事例といえよう。
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