玉之浦

玉之浦 （タマノウラ）

ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属

鮮やかな紅花弁に白縁がくっきりと浮かんで
見ているだけで惚れ惚れとしてしまうこの椿
以前に『幻の椿』として紹介したものである。

長崎県五島列島の福江島玉之浦町父ヶ岳の山中
にて発見されれた薮椿の突然変異種である。
『玉之浦』は発見された町名からとられた名称。


長崎県のツバキ協会の展示会にこれが出展され
『なんと美しい椿じゃ！』と出所の記録が公に
なっていた為、原木は椿業者やマニアや愛好家
の手により、枝や根までもが持ち去られた挙句
オリジナルの原木は枯死をしてしまったもの。

これ以降は、同じ過ちが起こらぬ様にと植物の
新種、突然変異種、珍奇種の発見場所の公開は
差し控えられる措置がとられている。

和名　薮椿 （ヤブツバキ）
洋名　ジャパニーズ カメリア
　　　（JAPANESE CAMELLIA）
学名　カメリア ジャポニカ
　　　（CAMELLIA JAPONICA）
品種　玉之浦（タマノウラ）
分類　ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
種類　常緑低木
草丈　５〜７ｍ
開花　１〜４月
花色　混色 （紅地色に白縁色）
花弁　一重
咲型　ラッパ咲
花径　５ｃｍ
原産　日本、長崎県五島列島
　　　福江島玉之浦町父ヶ岳の山中
言葉　誇り
　　　控えめな優しさ
撮影　椿寿庵



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