実芭蕉

和名　実芭蕉 （ミバショウ）
　　　馬来山芭蕉 （マレイヤマバショウ」
洋名　バナナ （BANANA）
学名　ムサ アクミナタ
　　　（MUSA ACUMINATA）
分類　ショウガ目、バショウ科、バナナ属
種類　多年生草本
草丈　５ｍ
開花　春〜秋
言葉　繁栄、有効、豊かさ
解説　樹木に分類されず、草本ながら５ｍまでも
　　　育つものは他のでは見られない。


　　　一般に大きく育つ樹木には年輪があるのが
　　　このバナナの幹には年輪がないのである。

　　　多くの実を効率よく配列させ成る為には上へ
　　　上へと背丈を伸ばす必要があった為である。

　　　ただ、高く草丈を伸ばすだけでは成り立つ
　　　ものではない。そう重さである。
　　　バナナの実は、平均し一本あたり１２０ｇ。
　　　たわわに実る百本超のバナナの実の重量は
　　　裕に総重量で１トンを超えるものである。

　　　この重さを支えるのがこの固く頑丈な花茎。
　　　刻印された白いドットの数はバナナの実が
　　　どれだけ付いたのかをきっちり示している。
　　　そのバナナの歴史がここに刻印されている。

　　　バナナの花は下方にぶら下がるのがそれ。
　　　バナナハートと呼ばれるこの花。
　　　これが新たな実を次々と生み出し、甘美で
　　　栄養と繊維質を含むあの実を生み出す。


　　　バナナは花咲き実がなると枯れるケースも
　　　あるが育成環境がしっかりしてさえいれば
　　　何年にも渡って我々に恵みを与えてくれる
　　　植物となる。