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黄柏


黄柏 (キハダ)



この樹木の樹皮を剥いてやると、その内面が
黄色い事から、黄柏の名が付いたものである。
実際にこの樹皮を収穫するものは成長したもの
を使う為、黄色ではなく橙色である。



この採れた樹皮を指して、民間医療薬の名前は
黄柏(オウバク)と呼ばれているものであり
民間医療薬として胃弱、食欲不振、食べ過ぎ、
などの効能を持ったもの。



第三種医薬品に分類されるのが、陀羅尼助丸
(ダラニスケガン)として、このオウバクを
主成分とした薬となる。


昔からある丸薬を軽量するための匙となる。
匙加減(サジカゲン)という曖昧さを排除した昔
の人の素敵な知恵のカタチとして今も残るもの。
こういうのは私は大好き。




和名 黄柏 (キハダ)
   黄檗 (キハダ)
   黄蘗 (キハダ)
   黄膚 (キハダ)
   黄柏 (キハダ)
洋名 アムール コークツリー
   (AMUR COKETREE)
学名 フェロデンドロン アミュレンス
   (PHELLODENDRON AMURENSE)
分類 ムクロジ目、ミカン科、キハダ属
種類 落葉高木
草丈 10〜25m
開花 5〜7月
花色 黄緑
利用 樹皮を生薬 『黄柏』として使用
成分 ベルベリンなど
効能 胃腸薬(胃弱、食べ過ぎなど)
原産 日本、朝鮮、中国、台湾、など
言葉 開運
   純粋
   明るい魅力
撮影 武田薬品京都薬用植物園

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