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# 植物図鑑 『実種編』

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この実、何の実、気になる実 実、種、の調査リポートです。
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2023年3月の記事一覧

CORYMBIA FICIFOLIA

CORYMBIA FICIFOLIA

コリンビア フィシフォリア
(CORYMBIA FICIFOLIA)

フトモモ目、フトモモ科、コリンビア属

オーストラリアを原産とする多年生の固有植物

夏終わり頃に鮮やかな赤や橙の花を咲かす。
濃い緑の葉とのコントラストが美しく世界の
園芸家から人気の高い植物となる。

その寿命は50〜150年と長く生きる植物。
写真のものはこれのドライフラワー。
オシャレな様でいて、なんとなくユニークで

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臭木

臭木

臭木 (クサギ)

シソ目、シソ科、クサギ属の常緑樹木である。

日本を含め、東南アジア諸国の広範囲が原産と
なっているもの。

奄美大島の原生林を行く中で自生していたのを
撮影した。

花が終わった後には、紅色の萼(ガク)の先に
黒実が付いたその姿はとてもキュートな樹木。
その姿がピエロの飾りの様にも見えることから
ハーレクイン グローリーの洋名で呼ばれる。

臭木 (クサギ) の名は、この木の

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月桃

月桃

月桃 (ゲットウ)

ショウガ科、ハナミョウガ属の常緑多年植物。

日本では九州の南部地方から沖縄にかけてが
原産地域となる。ショウガ系植物には特有の
葉っぱの厚みと大きさが魅力的な植物。

月桃はその開花が梅雨入時期を知らせるとも
言われる植物。鈴なりに咲く白い花が辺りに
素敵な香りを漂わせてる。

花の後の実の成る姿はドライフラワーとして
飾りにしたり、いけばなの花材としても利用
される鑑賞性

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要黐

要黐

要黐 (カナメモチ)

バラ目、バラ科、カナメモチ属の常緑小低木

この樹木の材は扇子の要軸に使われる強度を
もった材として使われるもので、それでこの
要黐 (カナメモチ) の名前がついたもの。

えびす総本山である西宮神社で、数年も前に
初詣の時に 撮影した写真である。

この植物の赤く成っている実がとても美しく
ただそれが低かったのと、青空をバックに
撮ったらさぞかし美しかろうと下に潜り込み

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INK BERRY

INK BERRY

洋種山牛蒡 (ヨウシュヤマゴボウ)

ナデシコ目、ヤマゴボウ科の植物。

青空の下、鮮やかな彩りを添えるというより
その桃色と黒色のコントラスト差が鮮やかで
毒々しく実際に毒性植物の顔を持っている。

私は実はこの植物の凶暴なデザインが大好きで
見る度に顔が綻んでしまうものである。

実際、華やかな外観とその丈夫さで手間要らず
と、日本庭園などにも植えられている。

洋名インクベリーの名称は、真っ

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NANDINA

NANDINA

ナンディナ (NANDINA)

キンポウゲ目、メギ科、ナンテン属

南天(ナンテン)である。

難を転じて福となす。南天のこの名称が縁起担ぎ
の言葉と符合するものだと、玄関先にこの植物が
植えられている家庭も多い。

この真っ赤な実は冬場の餌の少ない時期には鳥に
とっては貴重な食料となる。春先に残されている
この実を見ても、沢山鳥たちの餌として活躍した
痕跡が見られる。

自然の中で、生き物達は

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桐

桐 (キリ)

シソ目、キリ科、キリ属の落葉広葉樹

その家に女の子が産まれたならば、庭にお祝い
として桐(キリ)を植える。女の子が成長して
嫁いで家を出て行く時にその樹木を切り倒して
箪笥などの家具をこしらえて、嫁入道具にする
という昔の日本のお話である。

キリは成長の早い樹木であり、10年でそこそこ
の高さにまで成長して、女の子が嫁ぐ時期には
ちゃんと家具が出来る位には育ってくれる。その

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青木葉

青木葉

青木葉 (アオキバ)

青木の赤い実が可愛くなっているのを見つけたので
撮影したものである。

青木の葉は斑入のものも良く見るが、緑の単色
の葉もまたよい。

和名 青木 (アオキ)
   青木葉 (アオキバ)
洋名 ジャパニーズ アウキュバ
   (JAPANESE AUCUBA)
学名 アウキュバジャポニカ
   (AUCUBA JAPONICA)
分類 ガリア目、ミズキ科、アオキ属
種類 

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