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# 植物図鑑 『葉姿編』

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葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。
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#リーフデザインコレクション

ソテツは、復活の呪文をとなえた。なんと、ソテツは生き返った。

ソテツは、復活の呪文をとなえた。なんと、ソテツは生き返った。

蘇鉄 (ソテツ)

ソテツ目、ソテツ科、ソテツ属の裸子植物

日本や中国、台湾など温暖な地域に自生する
常緑樹である。日本国内では九州南部や沖縄
を中心に自生するもので、庭園や寺院や神社
に観賞用として栽培される。

ソテツは非常に長寿で、数百年生きることも
ある古代の植物である。どのくらいの古代に
遡るのかというと、約2億7千万年前の時代
古生代ペルム紀にその祖先が誕生したものと
考えられている

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COLEUS - GORILLA SCARLET

COLEUS - GORILLA SCARLET

コリウス - ゴリラ スカーレット
(COLEUS - GORILLA SCARLET)

シソ目、シソ科、キンランジソ属の多年生植物

シソ科のその特徴は、均整とれた葉の美しさが
共通するものであるが、中でも最も人気の高い
品種が、コリウス(COLEUS)となる。

そんなコリウス品種中『ゴリラ』と呼ばれるは
非常に大きな葉を持つタイプを指すものであり
その力強い外見からついた品種名となっている

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デンジソウ

デンジソウ

田字草 (デンジソウ)

水面に浮かんだ四つ葉のクローバーみたいな
植物であるが、シダ類に分類する植物なので
花は咲かせないものである。

デンジソウ目、デンジソウ科、デンジソウ属、
デンジソウ種と、その分類もデンジソウ一色
からなる唯一無二のものとなる。

真上から見ると『田』の字に見える事からと
『田字草』(デンジソウ)と名がついている。

アメンボが、葉の上で一休みをしていた。

和名 田字

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PILEA

PILEA

ピレア (PILEA)

バラ目、イラクサ科、ミズ属

以前にも紹介したジャングルなどの樹木の下に
生える逞しい植物。そこに花が咲いていた。

この植物の葉をよく観察するとその葉の表面は
立体構造となっているのがよく分かる。

また、葉のセンター部分は、焦げ茶色なのだが
形状も色も光合成をしていく上で、効率の良い
集光機能を有する為のものとなる。

パールを散りばめた様な小さなピンクパールにも

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PHILODENDRON SELLOUM

PHILODENDRON SELLOUM

フィロデンドロン セローム
(PHILODENDRON SELLOUM)

サトイモ科、フィロデンドロン属、

南米を原産とする植物で、トロピカルなその
葉姿の美しさとその大きさから、人気の高い
観葉植物である。

葉柄は1m超え、葉そのものも1m超えにも
なるもので、この一本の鉢植を置くだけで
空間の雰囲気を南国風にしてしまえる存在感
と重厚感は見事である。

これは商業施設の中の共用スペースに

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クロトン

クロトン

クロトン (CROTON)

キントラノオ目、トウダイグサ科、クロトンノキ属

過去に行った南国の島々で、これが植ってない
場所はないのではないかと思うほど、どこででも
植えられているのが、このクロトン。

葉のその独特のカタチとデザインパターンのその
組合せも豊富で見ていて飽きさせない。

白い花が、エキゾチックな葉に合うのも良い。

和名 変葉木 (ヘンヨウボク)
洋名 クロトン (CROTO

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COLEUS - CORAL SUNRISE

COLEUS - CORAL SUNRISE

コリウス (COLEUS)

シソ目、シソ科、キンランジソ属の植物

『目は口ほどに物を言う』なんて言葉がある。
目の表情は、言葉よりも正直な感情を表して
しまうものであるという意味の言葉である。

このコリウスを目の前にするとそのアートとも
呼べてしまうその葉のデザインを前にすると
花よりも雄弁なのではないかと思う程である。

『葉だが、花ほどに物を言う』といった感じが
ピッタリかも知れない。い

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セイヨウオシダ

セイヨウオシダ

西洋雄羊歯(セイヨウオシダ)

ウラボシ目、オシダ科、ドリオプテリス属

その名が示す通り、西洋から日本へと明治時代
に渡来してきた葉姿の美しい羊歯(シダ)類。

布引ハーブ園の中に、ワサッと生えていたのが
このシダ郡である。

『はい、ここで、スマホ用のウォールペーパー、
待受画面を作ります』私が云うと女性陣の四人衆
が集まる。『なになに?』『え、何すんの?』

高い樹木により光があまり当たって

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楸

楸 (ヒサギ)

キントラノオ目、トウダイグサ科、アカメガシワ属

落葉高木で、樹高は2〜5mとなる

新芽が赤い色をしている事と、葉の形が柏に似る
事から一般には、赤芽槲 (アカメガシワ)の名で
知られる植物であり、赤芽がとても美しいもので
山の中で見かけても印象に残る樹木。タイトルの
楸(ヒサギ)は、古名である。緋色の芽が次々と
付く様が裂ける様に見える為、緋裂(ヒサギ)が
語源とされる。

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棕櫚

棕櫚

棕櫚(シュロ)

ヤシ目、ヤシ科、シュロ属

常緑高木であり、蘇轍(ソテツ)に並んで
日本の各地の公園、公共施設、庭園などに
植栽される樹木となる。

この樹木は直立した幹が真っ直ぐに上に伸び
頂点部分から全方位に葉柄が伸びその先に葉
が付くもので、その大きさは70~80cm。
葉の形は丸く扇状に30~50に分裂しており
その葉質は硬く強く、殆どが上半分の位置で
折れ曲がって下方へと垂れ下がるもの

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ゴヨウツツジ

ゴヨウツツジ

五葉躑躅 (ゴヨウツツジ)

ツツジ科、ツツジ属、シロヤシオ種

日本原産で、自生範囲は東北から四国の
樹高4〜6mの落葉低木となる。

5〜6月にかけて樹木の上の方に白花を
咲かせるものである。

一般名としては白八汐 (シロヤシオ)で
紹介すべきものであるが、その美しき
葉姿をタイトルバックにするにあたって
五葉躑躅 (ゴヨウツツジ)とした。

リーフデザインの美しさも植物の魅力の
ひとつと思

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譲葉

譲葉

譲葉(ユズリハ)

ユキノシタ目、ユズリハ科、ユズリハ属

常緑広葉樹

世代交代の象徴とされる植物で古来より縁起
が良いとされている植物である。この樹木は
高々と背を伸ばして、天に向かい大きく枝を
広範囲に広げ、その先々には葉が十枚前後が
付いている。この樹木の高さは、悠に20m
を超えていて、とても雄大な印象を受ける。

この樹木の名前の由来は、ユズルハ。
新しく葉が生えると、古い葉が枯れて落

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エノキ

エノキ

榎 (エノキ)

バラ目、アサ科、エノキ属

淀川河川敷や大野川緑陰道路を自転車を走らせ
自然観察をしたときの、その終着点にあるのが
『矢倉緑地』。

その行き着いた目の前には大阪湾が見えるその場
には一本の樹が生えていて、その木陰に自転車を
停めて休憩する。

青々と茂ったその葉の下がとても気持ちがいい。

和名 榎 (エノキ)
洋名 ジャパニーズ ハックベリー
   (JAPANESE HAC

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ユリノキ

ユリノキ

百合ノ木 (ユリノキ)

モクレン目、モクレン科、ユリノキ属

北米東部を原産とする落葉広葉高木で
その樹高は20〜30mに達する。

樹形も葉形も美しい事から世界中各地で
街路樹や公園などに植えられる人気の高い
樹木である。

日本には明治時代に渡来して、関東や東北
に併せて10万本以上が植えられている。

関西でも見かける事はあるが関東ほどでない。
私の知っているのは中之島に一本あるのは
その

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