マガジンのカバー画像

# 植物図鑑 『葉姿編』

452
葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。
運営しているクリエイター

#食虫植物

袋雪ノ下

袋雪ノ下

袋雪ノ下 (フクロユキノシタ)

フクロユキノシタ科、セファロタス属

オーストラリアを原産とする多年生植物。
袋型の食虫植物の中で最もコンパクトなもの。

花はやや地味な色のものがを咲く。

食虫トラップは、成人男性の手の親指ほどの
大きさのものである。そんなのがまとまって
群生する姿はがユニークである。

和名 袋雪ノ下 (フクロユキノシタ)
洋名 セファロタス (CEPHALOTUS)
学名

もっとみる
VENUS FLY TRAP

VENUS FLY TRAP

ビーナスフライトラップ
(VENUS FLY TRAP)

ナデシコ目、モウセンゴケ科、ハエトリグサ属

食虫植物でも最も人気の高い、ハエトリグサ。

その捕虫トラップ起動が視認できる点が人気の
源となる。

二枚貝の形をしたその葉の内面には感覚毛が
三本生えており、中に侵入した虫が起動部に
二度触れる事で瞬時に二枚の葉は閉じていく。

このトラップの恐るべきは、ビーナスの睫毛
と呼ばれる長い部分

もっとみる
蝿捕草

蝿捕草

蠅捕草(ハエトリソウ)

モウセンゴケ科、ハエトリグサ属の食虫植物

食虫植物の中で靭蔓(ウツボカズラ)と人気
を二分するほどなのは、そのカタチの特異性
と捕虫アクションのインパクトからである。

ウツボカズラが待伏せ型トラップなのに対し
ハエトリソウは二枚貝型トラップ。

この二枚貝の内面には三本の感覚毛が備わり
30秒の間に2回の刺激を受ける事で瞬時に
葉が閉じる。その速さたるや、動きの俊敏な

もっとみる
NEPENTHES ETOCETORA

NEPENTHES ETOCETORA

ネペンテス エトセトラ
NEPENTHES ETOCETORA

東南アジアの熱帯雨林の広範囲を原産とする
ナデシコ目、ウツボカズラ科、ネペンテス属
の食虫植物である。

葉の先から蔓が伸びて、その先に壺状の袋を
作る『落とし穴型』の食虫植物となる。その
妖怪じみた形状から、男の子たちから根強い
人気を持つものであり、2位のものとなる。

1位は、蝿取草(ハエトリソウ)。その理由
はトラップ発動か

もっとみる
DROSERA CAPENSIS

DROSERA CAPENSIS

ドロセラ カペンシス
(DROSERA CAPENSIS)

ナデシコ目、モウセンゴケ科の多年生草本

まだ、若い頃の植物はこんなにも可愛らしい
華やかなピンクの花序を並べる。

花の開きがさほど大きくなく、虫が蜜を吸う
には小さすぎる感があるが成長すると花は
大きく開く。

和名では、アフリカナガバノモウセンゴケ、
その名前の通り長細い葉を伸ばすものであり
その葉の表面には無数の粘性虫取トラップ

もっとみる
SARRACENIA PURPUREA

SARRACENIA PURPUREA

サラセニア プルプレア
(SARRACENIA PURPUREA)

ツツジ目、サラセニア科、サラセニア属

カナダや北米原産の多年生の食虫植物

サラセニアというと、シュッと背が高く伸びた
スリムスタイルのイメージの方が強いものだが
この様に高速加熱ポット形状のものもある。

トラップの高さこそないものの、それを補って
余りあるトラップピンが多数、それも過密状態
に逆向きに並んでいて、落ちた獲

もっとみる
CEPHALOTUS

CEPHALOTUS

セファロタス
(CEPHALOTUS)

フクロユキノシタ科、セファロタス属

オーストラリア原産の食虫植物であり
落とし穴式のトラップで虫を捕らえては
その中の消化液にて虫を溶かし養分吸収
を行うネペンタス、ウツボカズラなどと
同じトラップを使う植物のひとつである。

このセファロタスは、そんなネペンタス
の仲間ではなく、バラ類、カタバミ目と
云うのが全く想像もつかず驚きである。
この捕食用の袋

もっとみる
八股毛氈苔

八股毛氈苔

八股毛氈苔 (ヤツマタモウセンゴケ)

ナデシコ目、モウセンゴケ科、の多年生食虫
植物となる。

葉にある粘毛から粘液を分泌し虫を捕獲する
もので、湿地帯などに群生している。毛氈苔
のトラップリーフには刺股(昔の捕物用武具
で先端が二つに分かれていて衣類を絡め取り
動きを封じる道具)形状のものから、四股、
そして今回の八股形状までのバリエーション
がある。目的は一緒だが、枝分かれが多いと
捕獲率も

もっとみる
BIG MOUTH

BIG MOUTH

ビッグマウス(BIG MOUTH)

ナデシコ目、モウセンゴケ科、の多年生植物

一見すると、その白い花は繊細な雰囲気から
優しそうな花に見えるが、それは過ちである。

その正体とは…

コレである。

虫を捕獲対象とし、その命を養分として吸収
させ生きる食虫植物、蝿捕草(ハエトリソウ)

その品種名は、他のものより二枚貝が大きい
事からついたものとなる。

和名 蝿捕草 (ハエトリグサ)
   

もっとみる
SARRACENIA LEUCOPHYLLA

SARRACENIA LEUCOPHYLLA

サラセニア レウコフィラ
(SARRACENIA LEUCOPHYLLA)

ヘイシソウ科、ヘイシソウ属の多年生草本、
食虫植物である。

食虫植物を代表する種類の中のひとつではあるが
ハエトリソウ、ウツボカズラの子供達の人気には
追いつけないでいるのが今回解説のサラセニア。

ハエトリソウは虫捕獲時のアクションがあるので
人気がとても高い。ウツボカズラはプランプラン
と吊り下がっている姿がとても

もっとみる