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# 植物図鑑 『花姿編』

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開花の写真をセレクトし、ここに掲載しています。
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2023年11月の記事一覧

HIBISCUS - FRINGED HIBISCUS

HIBISCUS - FRINGED HIBISCUS

フリンジド ハイビスカス
(FRINGED HIBISCUS)

アオイ目、アオイ科、フヨウ属の多年生植物

ハイビスカスの種類のひとつ。

普通のハイビスカスは、斜め上や斜め下を
向いて咲くものは見るが、この種類だけは
真下を向いて花が咲く。

洋名の『フリンジド』とは、洋服などにある
ヒラヒラした『房飾り』を意味する言葉。

魔のバミューダ海域やサルガッソーなどに
生息するリーフィシードラゴン

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CANNA -  YELLOW

CANNA - YELLOW

カンナ - イエロー(CANNA - YELLOW)

ショウガ目、カンナ科、カンナ属の多年生植物

なんでだろうか、沖縄のカンナは何故だか花が
小振りで小さい気がしたし、黄色いカンナには
見られる橙色の斑も見当たらない。これはそう
いう品種なのかなと調べてみたが結局はたどり
着けなかった。

実のカタチは他のとも同じカタチである。

まあ、こういうこともあるのだな。たまには
解明されてないもの

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BOUGAINVILLEA - MRS BUTT

BOUGAINVILLEA - MRS BUTT

ブーゲンビリア - ミセス バット
(BOUGAINVILLEA - MRS BUTT)

ブーゲンビリアの苞葉の中でも真っ赤な色の
ものを指してこの名称がつく。

ミセス バットの名称は、お尻の大きな女性
を意味するが、この品種を起点に新たな色へ
分岐して行った要となった品種となる。

和名 筏葛 (イカダカズラ)
   九重葛 (ココノエカズラ)
洋名 ブーゲンビリア
   (BOUGAIN

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OCTPUS BUSH

OCTPUS BUSH

オクトパス ブッシュ
(OCTPUS BUSH)

ムラサキ目、ムラサキ科、キダチルリソウ属、
モンパノキ種の常緑低木

和名につく、紋羽ノ木(モンパノキ)の由来は
この植物の葉にはきめ細かい毛が両面を覆って
いるその触り心地が、紋羽という綿布に似てる
ことからきている。奄美大島以南の沖縄列島や
小笠原諸島の沿岸部に自生しているものであり
海風に含まれる塩分、照り付ける強い日差しと
それら過酷な状

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BEACH VITEX

BEACH VITEX

ビーチ バイテックス
(BEACH VITEX)

シソ目、シソ科、ハマゴウ属の常緑小低木

写真の植物は宮古島のビーチを歩いていて
見つけたものとなる。

地を這う様に低く横へと展開する植物で
その葉も、花もなんだか抑え気味な色で
好感が持てるもの。

洋名、そして学名にある『バイテックス』
は『結ぶ』や『編む』を表すラテン語。
この植物の地下茎は砂の中で伸びるもので
手では簡単には引きちぎれな

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VINCA ROSEA

VINCA ROSEA

ビンカ ロゼア (VINCA ROSEA)

リンドウ目、キョウチクトウ科、
ニチニチソウ属の一年生草本となる。

沖縄は宮古島のあちこちの鉢や植込で
見かけるその花は桃色の鮮やかなもの。

タイトルにしたビンカは、旧学名のもの。
いまだにビンカの名で流通するものもあり
こちらの名での紹介とした。

和名の日々草(ニチニチソウ)の由来は
花自体は3〜5日程度で終わるものだが
絶え間なく次の花が咲く

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BOUGAINVILLEA - SANDERIANA PURPLE

BOUGAINVILLEA - SANDERIANA PURPLE

ブーゲンビリア サンデリアナパープル      
(BOUGAINVILLEA - SANDERIANA PURPLE)

ナデシコ目、オシロイバナ科、イカダカズラ属
の多年生植物で中南米が原産となる。

ブーゲンビリアと云う名は、ブラジルの地で
この植物の木を発見したフランス人の探検家
ブーガンヴィルの名に由来する。こんなにも
素敵な植物に自分の名が残るのは羨ましい。

この植物は鮮やかなその色

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PENTAS - LAVENDER PINK

PENTAS - LAVENDER PINK

ペンタス - ラベンダーピンク
(PENTAS - LAVENDER PINK)

リンドウ目、アカネ科、ペンタス属の植物

ペンタスは星型の花が可愛い人気の植物。
花が連なり咲く姿から『エジプトの大星団』
と云う勇ましい洋名も付いている。

このピンク色のものは園芸品種のものであり
ラベンダーピンクの名がついている色のもの。

和名 草山丹花 (クササンタンカ)
洋名 ペンタス(PENTAS)

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HALF FLOWER

HALF FLOWER

ハーフ フラワー
(HALF FLOWER)

クサトベラ科、クサトベラ属の多年生植物で
南洋の国々の海辺に広範囲に自生する植物。

耐寒温度が-1℃と寒さに弱いため日本では
薩南より南にしか自生できないものである。

だがそれで良いのかも知れない。沖縄の海岸
のほぼ全域でこの植物は見られる程、繁殖力
は旺盛で、ギンネム、アダン、この植物合わせ
海岸領域はほぼ三種類のいずれかが生えている
状況とな

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QUEEN'S  WREATH

QUEEN'S WREATH

クイーンズ リース
(QUEEN'S WREATH)

ナデシコ目、タデ科、アサヒカズラ属

メキシコを原産とする多年生の蔓性植物。

蔓に沢山の鮮やかな可愛い花が連なる事から
『女王の首飾り』『愛の鎖』『桃色の雨』と
多くの素敵な洋名が付いている。

日本へは鑑賞用目的で大正時代に渡来したが
耐寒性に乏しく、国内では沖縄県など温暖な
島国の気候の中でしか冬を越せない。

私自身、今回のカヌー強

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CHINESE ELDER

CHINESE ELDER

チャイニーズ エルダー
(CHINESE ELDER)

マツムシソウ目、スイカズラ科、ニワトコ属
の多年生植物

中国からは平安時代に薬用を目的に渡来して
帰化したものとされている。

中国名での『蒴藋』(サクチュウ)。これと
同じ漢字を使い日本では(ソクズ)と読む。

日本では、北海道を除いた本州から九州に
かけて、自生する。今回の写真は沖縄県は
宮古島の観光スポット、砂山ビーチに自生
するの

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HAU

HAU

ハウ (HAU)

アオイ科、タリパリティ属、オオハマボウ属
の常緑小高木。

日本では、種子島や屋久島を含めた南国地域
の琉球の島々に自生する南国の植物となる。

アオイ属特有の花の配色がなされてるもので
落ち着いた黄色の中央部には茶色の紋が特徴。

タイトルのハウ(HAU)の名称は、ハワイの
ものである。

一目見たら忘れない花のひとつ。カヌーでの
南国合宿を楽しむ度に毎回、見かけるもので

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LANTANA - WHITE

LANTANA - WHITE

ランタナ(LANTANA)

クマツヅラ科、シチヘンゲ属、ランタナ種

蚊(カ)や蠅(ハエ)が嫌う成分を放つ事から
虫除け効果のある多年生植物となる。

園芸品として鉢に植えられたり、地植されたり
もするが、アレロパシー物質も辺りにばら撒く
事から他の植物の成長を止める作用もあるため
植えるメリット、デメリットを考えての判断が
必要となる植物。

この花のホワイトスタイルは、最近増加傾向に
あるが

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JATROPHA PODAGRICA

JATROPHA PODAGRICA

ヤトロファ ポダグリカ
(JATROPHA PODAGRICA)

トウダイグサ科、ヤトロファ属の多年生植物

南アフリカを原産とするコーデックス(根塊
植物)で、徳利(トックリ)のカタチに膨んだ
姿が可愛らしく観葉植物として人気が高い。

花は鮮やかな赤、橙色で蛍光色の様な鮮やか
な小さな花を咲かせてくれる。緑色のプクッ
と膨らんだものは実である。花や実がついた
枝が真っ赤な珊瑚の様で、和名には

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