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Groningen解放の日について

Groningenは学生都市だ。基本的にはいつも静かで、大学構内を除けばどこかのんびりとした空気感のある長閑な街だ


しかしそんなGroningenにも年に数度、騒がしくなる時がある。その一つが5月5日、日本でいうこどもの日にGroningenでは大規模なコンサートが執り行われる
それはこの日がGroningenの「ナチスの占領からの解放日」であるからだ

当日は雨天であり中止を挟みながらではあったが、普段は何もない広い公園に大規模なステージが二つ敷設され、至る所でビールが販売される
皆が飲みながら盛り上がる中、様々なジャンルのアーティストたちがGroningenへの愛を謳いながらパフォーマンスを披露する
残念ながら自分は現代音楽を聴いて全てを判別できるほどオランダの言語には通いていないものの、その素晴らしさに胸を打たれた

屋台で売られていたワッフル。恐ろしく甘い

その後もこのシーズンは定期的にこうしたイベントがある。11日はまたドイツ絡みの記念日らしく、今度はいつも通っている広場複数箇所が遊園地になっていた

桜も咲き命の息吹を感じられるようになった。季節が巡るように、この街もまた巡っている


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