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俺たちの青春、エヴァが終わった

公開初日にシン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観た。エヴァって俺たちと生きてきたよな。自分の青春時代を振り返りながらエヴァについての感想を記録しておくぜ!

エヴァとの出会い

初めてエヴァを観たのは小学生の頃。旧のTV版と劇場版を観た。
純粋に巨大ロボかっけえ〜って思った。そして綾波レイがかわいい。
その頃の自分は暗い性格だったのでよわよわシンジくんはちょっと苦手でした。
ラストはやはり衝撃的だった。エヴァ好きの父に「最後の意味わかった?」と質問された。劇場版を観てもその頃のわたしには理解できなかった。綾波レイがかわいいことは理解できた。

新劇と成長

高校生の頃に新劇の3作品を観た。印象は旧劇よりかっこよさパワーアップ、謎マシマシ、ニンニクマシマシという感じだった。
主題歌も印象的だった。父の車でよく流れていたので昔から宇多田ヒカルが大好きだ。主題歌が好きというよりも好きな曲が主題歌の方が近い。

旧劇も同時期に見返した。人との関わり方を通してみるようになっていった。
高校ではかなり明るい性格なったものの、振り切りすぎて暗い自分みせるの怖いな〜怖いな〜、稲川淳二もそう言ってました。
考えて考えて他者と関わることに決めたシンジくんすげえよな。俺もちゃんと人とぶつかんなきゃな。苦手とか言ってごめんな。

シン・エヴァ公開前

シン・エヴァ公開の約2年前、大学に進学した。人との関わり方や自分とは何かを考える時間が増えた。
でもその考えって結局自分が生きてきた中で集まった偏見の集まりでしかないよな!
自分はいない!わたしはみんなの集合体!逆にみんなもわたし!脳内人類補完計画!

シン・エヴァと愛

よくやくシン・エヴァについて触れます。

これまでの作品もそうですが、親子というテーマが今回特に色濃く感じられた。
ユイ、ゲンドウ、シンジの関係に加え、母になったミサト、そしてケンケンもアスカにとって恋人であり母であり父でもあるのかなと思った。

第3村のシーンでは、妊娠した猫や村人、トウジと委員長の子供などが丁寧に描かれていた。
黒プラグスーツの綾波も子供の成長をみているようだった。人と関わり、温かさを知っていった。ポカポカする言葉の力を学んでいった。

今回このシーンが一番好きだった。第3村は前作には無かった、現実世界にかなり近い場所だ。
これまでアニメが心の拠り所だった。でも沢山の人と関わったことで、現実世界が、いつもの日常が、今ここにいることが幸せだと気づけた。ありがとう。リアルって最高だよな庵野監督(強引肩組み)
ただし綾波レイのキャワキャワシーンマシマシという点は、理由の内かなりのウエイトを占めている。

また、今回はかなりゲンドウにフォーカスされていた。というより主人公のシンジは、わたしであり、庵野監督であり、ゲンドウでもあった。
最後はみんな強くなっていた。愛を知っていた。
ゲンドウはシンジと向き合い、ユイと一緒だったことに気付いた。ずっと探していた愛は自分の中にあった。泣いちゃうぜ。

どのキャラクターも解放されていた。
そして庵野監督と私達もエヴァから解放された。ラストはみんなの解放だった。
小中高あたりに公開されていたらこの感想にならなかった気がする。そして振り返ってて思ったけれどエヴァって父との思い出の作品でもあるな。気付かぬうちに親子の愛、育まれてました。ついでに綾波レイとも愛を育んでいきます。

ありがとうエヴァ!さようなら!

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