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『折原伊桜』、その存在について。エピソード3

エピソード3です。

我らが王は建国を宣言なされたので、このシリーズは王との出会いから王国成立までを描く一大叙事詩になるのではないかという気がしてきました(ФωФ)

2周年記念ワンマンショー "NICE OWL!"  @心斎橋VARON

VARONはNightOwlデビューの地であり、ファンにとっては聖地。NightOwlメンバーにとっても気合いの入る故郷だろう。
セトリは以下の通り。

20210823 @ 心斎橋VARON
「NightOwl 2nd Anniversary ONEMAN SHOW "NICE OWL!"」

SE2〜Night Cruising〜
夜想歌
Daybreak
Precious Time
16進数の海辺
MC
夜明け前
Be the one
Answer
Dear, Night

〜アンコール〜
SE〜Night Hunting〜
Shining Ray
incubate
Feel Alive
MC
All Night Long

セトリを見れば、これまでリリースされた曲を全てやる、めちゃアツの素晴らしい2周年記念ライブだった事は想像に難くない。
が…現場は違った。

当日の流れや、観ていた側の感情の揺れは以下のレポートでマルスさんが克明に描いてくれていて、素晴らしいです。

自分の当日の記憶は曖昧で、はっきり覚えているのは最後のAll Night Longのいおぴの絶唱というか、VARONが震えるような壮絶な泣き声のような歌声。

・新衣装来たー!!
・全曲やるのか…!?
・Dear, Nightでメンバー号泣。そんなに感動してるのか…!
・アンコールは旧SEのNight Huntingからスタート!ここからShining Ray〜incubate〜Feel Aliveの曲順が1stアルバムと同じ流れ…!エモい!
・その直後のMCでさくら卒業発表…
・メンバー号泣、フロア混乱情緒のまま歌われるAll Night Long
・いおぴが泣きながら、絞り出すように絶唱する姿に圧倒されて涙
・終演後「情報量が多くて…」とツイートしてたら、レイキさんに「ごめんね情報量多くて…」と謝られる
・帰りの新幹線で我に帰り…ジワジワと「もうあの5人の姿は見られないのか」という現実を理解し、哀しくなって泣く

…という感じで、書き出してみたらわりと覚えてた。
特典会でいおぴに「あの…なんというか…」と涙声でモゴモゴ言ったら「私もまだ整理ついてへんけど…伊桜はまだまだやりたいことあるから大丈夫!(笑)」って言ってくれて、またウルっとしてあまり会話できてなかった気がする。

5人体制最後のEPリリースツアー

そんな2周年ライブからすぐに、EP”Answer”のリリースツアーが始まった。そして、これが5人体制最後のツアーになる。

しかし、9月に入ってスタッフのコロナ感染があり、またしても隔離期間に入ってしまう。この時期、コロナ影響の合間を縫って2周年記念ライブが開催できたのは、奇跡だったのかもしれない。

そして何とかたどり着いた2021年10月4日 渋谷club asiaのツアーファイナルにて、さくらが正式に卒業した。そこには2周年の時のような涙はなく、メンバー、ファンの皆の笑顔があふれていた。
「重要なお知らせ」というTwitterへ画像で貼られる文章ペラ1枚の投稿によって、簡単に脱退や卒業や飛んで消えてしまうような、世知辛いライブアイドルの世界で、こんなにも大切に、メンバー卒業の花道を用意してくれたQOOLONGは本当に良い事務所だと思う。

4人体制へ

さくら卒業までのツアーや対バンライブで会うたびに、特典会で5人の時の振り付けがどうなるのかといった話にもなり、「フォーメーションを作り直ししてて覚えるの大変!笑」という話もでていたが、NightOWlはついに4人になった。

2021.10.9(Sat)東京キネマ倶楽部
ミームトーキョー定期公演 『What's inside the box』
これが4人の初お披露目公演。他グループの主催公演へお呼ばれして、さらにラキアパイセンもいる!会場は東京キネマ倶楽部という特殊な構造の会場ということもあり、緊張感はあったと思うし、実際にフォーメーションがぎこちなかった部分もあったけど、やりきった。

4人体制お披露目にラキアパイセンも…!

2021.10.12(Tue)心斎橋VARON
4人体制お披露目ワンマン『Light Night』
単独公演としての正式なお披露目はやはりデビューの地、心斎橋VARONで開催された。同じ場所で開催された、あの涙の2周年公演からたったの2ヶ月…!。体感として半年ぐらいあったような気がして、とても濃密な2ヶ月間だったと、振りかえると感じる。

折原伊桜 生誕祭

いおぴの誕生日は11月20日である。
そこから遅れること2日後の11月22日に2021年の伊桜生誕祭が開かれることになった。昨年はLiSAのライブと被って行けなかったが、なんとソロコーナーで「シルシ」を歌ったと言うことを聴き悔しい思いをしたので、今年は何としても行きたかった。

2021.10.22(Mon)心斎橋VARON
折原伊桜 生誕祭『オハイオ集会』
「オハイオ」というのは、アメリカのオハイオ州とはなんの関係もなく、「おはよう」と「いお」を組み合わせた、いおぴが朝のツイートで使う造語である。

オハイオ集会開催!

前特典会ではミニ王冠を付けた姿で登場。少し前に出演したハロウィンイベントではハートの女王の姿になったこともあるので、自らを「王」と名乗るいおぴのご威光にはひれ伏すばかり。

ライブは、まずNightOwl4人体制で新たに磨き上げた楽曲達で幕を開けた。

Answer
夜想歌
Be the one
incubate
Daybreak
Feel Alive

ここでメンバーがはけて、いおぴだけがステージに残る。MCでは生誕に集まってくれたことの感謝と、これからも折原伊桜として歌っていく覚悟を話した。
そして、

「”有言不実行”が大嫌いな私なので…私は歌い続けて、武道館に立ちたいと思っています。」

うろ覚えながらこのような流れで「武道館」という言葉が王の口から発せられた。明確にステージの上で語られたのは自分のライブ参戦の中では初めてだったと思う。言ったからにはやり抜くだろうなという覚悟と想いを感じて、また、武道館へ行くには何がどうなったら良いのか?と、途方もない征く先に武者震いを覚え、ゾクッとした。(この後、いおぴはLiSAの武道館公演を見に行く)

そして、ソロで何を歌うのか?シン…と張り詰めた空気の中、イントロが流れた。

BRIGHT STREAM

水樹奈々さんの名曲を、ちょうど誕生日の11/20に歌ってみたで投稿していた。それをいきなり生のステージで歌い上げた。しかも映像よりも高い表現力で。ライブアイドルの進化、短期間で成長するその速度には毎回驚愕する。

ソロコーナーが終わるとメンバーが現れ、シメはもちろん
All Night Long

<余談> LiSA武道館についての会話

いおぴに慰められるきっかけでもあった、LiSAのLADYBUGツアーは続いており、12月7日〜8日に追加される武道館公演でファイナルを迎える事になっていた。その抽選申込みが行われているころ、特典会でいおぴが「LiSAさんの武道館あるやん、あれ、行こ思てんねん笑」と言ってきた。

「えっ!?マジ?じゃあ、もしうっかり隣の席だったら、知らないフリして予備のペンラ貸すわ笑」
「ほんまに?それいい!笑」
「曲毎のペンラの色と振り方を指南するから!笑」(やっかい)
みたいな会話をして、2人で面白がっていた。

自分は、LiSA武道館2Daysのうち、初日の12月7日は、ラキアパイセンのツアーファイナルZepp羽田が被っていて、もちろんこちらも重要なので、武道館は2日目のみ参戦を決めていたが、日が近づくにつれ「ホントにペンラの予備を持っていくべきか?」と悩み出した。そして、ラキアパイセンのライブから帰宅し、翌日の荷物にペンラの予備を準備したところで、以下のツイートである。

あちゃー、初日でしたかーっ…うっかり武道館でいおぴに出会い、なにくわぬ顔でペンラを差し出すクールガイを装う淡い夢は儚く消えたのです笑

でもその後、特典会で武道館の話になり、本当に最初から感動して泣きっぱなしで、あの、会場を一瞬で染められるオーラというか存在感を身につけるにはどうしたらよいか真剣に考えてる、という話も聴くことができ、いおぴの夢への想いが更に強くなったことを感じて、嬉しい気持ちになった。

「不完全な夜でも」リリースツアー

そして、先にリリースされたEP「Answer」に続く、新たなEPが発表される。

タイトルは「不完全な夜でも」。
5人から4人になった不完全さにも繋がっているのかな?という深読みをしてしまうようなタイトルだ。
(プロデューサーの小山さんは、NightOwlは5人が完成形と結成当初から言っていた)

これは全通すべき(日程的にもできそう…)と思ったので、LiSA現場でもしたことのなかった「全通」することにした。

その矢先、かなちゃんがレッスン中に肉離れを起こし、回復までツアーのステージはお休み(特典会は参加)というニュースが…つくづく「これから行くぞ!」というときにつまずいてしまう。


品川の悔し涙

ツアー中の1月23日、品川で開催されたアイドルイベントNightOwlは出演した。
フライヤーは以下の通り。普段NightOwlの対バンで絡みのない、ちょっとキラキラしたアイドル成分多めなことがわかるだろう。

キラキラ眩しい!

恐らく、NightOwlもいおぴも畑の違うオタクたちへ少しでもアピールしようと気合いを入れていたに違いない。
それが、ステージ開幕からマイクの調子が悪く、ボリュームを上げるようにステージ上から客席奥のPAへアピールするも、変化なく、しまいにはいおぴのマイクから音が出なくなってしまった。
いおぴは困惑とも憤りともとれる表情でステージ裏へ下がり、数小節後に復帰したものの、Lullabyはもう終盤。不完全燃焼でステージを終えた。
(この手前に開催したリリースツアー仙台でもマイクトラブルがあった)

特典会で、自分は鍵開け数人後にならんでいて、最初はいつも同様に笑顔のいおぴだったのが、自分の前の人が会話したところで、少し目尻を拭いだして、次第に大粒の涙が溢れるようになってしまった。慌ててマネージャーのレイキさんがティッシュ類を探すものの、手近になく、探しに行ってしまったので、自分の鞄のなかにあった未開封のポケットティッシュを王へ献上した。

「未開封だから良かったら使ってください💦」
「あーん、えがさん、ありがと」

ティッシュで涙をふきふき、自分の番に。品川でのNightOwlの出番は土曜の昼間の時間だったこともあり、わざわざ来てくれたのに不完全なパフォーマンスで申し訳ない、悔しい、と涙ながらに話すいおぴ。いつも明るく飄々としている王が自らのパフォーマンスの完成度を、ファンを想って悔し涙する姿に、またキュンとする国民であった。(ここにも"不完全"要素が…!?)

その後もツアーは進み、ラキアパイセンとのホムパ同時開催の地域もあったので、様々な楽しみ方ができて満足なツアーだった。

そして、元々のツアーファイナルは福岡だったのが、大阪での追加公演が発表される。

ツアーファイナル追加公演・大阪MUSE

当日は、同会場で昼間開催のじゅじゅさん主催ライブにラキアパイセンが出ることもあり、またしてもラキア〜NightOwlのムーブが完成する。

大阪MUSE!

大阪MUSEは個人的にとても音の良いライブハウスとして認定している。小さめのライブハウスにありがちな、歪みや意味不明なバスブーストも無く(セッティングが悪いとZeppでも歪んで耳が痛いこともある)、高級なオーディオで聴いている様な気分になる。

そんな素晴らしい環境で、しかも人生初全通したツアーのファイナル公演を、いおぴを見られるとは…!しかも最前に入れてこの上ない幸せに浴した。

セトリは以下の通り。

20220306 @大阪MUSE
NightOwl "不完全な夜でも" Release Outstore Tour  Final


SE2
暁闇
Feel Alive
La La Lullaby
incubate
Be the one
Shining Ray
MC
Precious Time
夜想歌
Daybreak
16進数の海辺
All Night Long
Living my day
Answer
Dear, Night
MC2
ロンリー・ナイトパレード

NightOwlの過去から現在までを描く素晴らしいセトリ。しかし…おわかりだろうか。ほぼ全曲を網羅しているこのセトリに唯一欠けた1つのピースを…そう「夜明け前」である。

これも"不完全"な演出か…?

建国

その後、いおぴ=王は国を作った。
「建国宣言」である。
いおぴはこう宣言した。

"クロムレイ"という名の国であり王であると。

国民はYouTubeチャネルの登録数であると。
立てよ、国民!(折原屋)と。(?)

国民数=YouTube登録数なのだが、普段の折原屋の特典会列の勢いからして少なすぎないか…?7月23日時点で435人やぞ!どうした折原屋ーっ!
(2023/11/20更新:772人)

デビュー曲は「建國」
いおぴが尊敬する水樹奈々さんの歌うアニソンを彷彿とさせる、疾走感のあるカッコいい楽曲だ。いおぴが嬉しそうにレコーディングしている姿が目に浮かぶよう。

「夜明け前」

2022年7月6日に配信されたいおぴのインスタライブで、いおぴがインスタの機能で質問コーナーを開催した。
そういう時って、いつも特典会で「あれ話そう」「これ聴こう」って考えて、話すことリストのメモまでしてるくせに、すぐ質問が出てこない…。でもその日は「最近夜明け前やってないけど、理由がありますか?」と素でスッと書いてしまった。

王 曰く。
「この話しちゃうー?しようか笑」

アーカイブも残していない、いおぴのインスタライブの内容なので詳細は控えますが、要約すると、例えば、Dear, Nightはいつもやる曲じゃなくて、やっぱり「ここ!」て言う然るべき時にやるのと同じで、時期やタイミングが来たらやると思うから待ってて欲しい、というもの。

きっとその時が来て、夜明け前がパフォーマンスされたらめちゃくちゃ感動するに違いない。と思って話を聴きながら涙が出てきた。

こうして、NightOwlにとっての"不完全"な状態はまだ続いている。もしかしたら、この状態こそが"夜明け前"なのかもしれない。

これから新しいEP「ヨルニトケル」のリリースツアーが始まる。ツアー初日は3周年記念日の8月23日!哀しい涙の昨年を超えて、今年は嬉しい涙を流せることを願う。

これで、いおぴとの馴れそめ(!?)エピソードはいったんシメます。(…とかいってヨルニトケルツアーでまたテンション上がって書くかもしれませんが)
オタクの長文におつきあいいただきありがとうございました!

これは、『折原伊桜』と自分の物語。
王国の建国から、今日までを紡ぐ史書。または、お手紙かもしれない。

「カラダの8割~【油そば!】赤色担当 ナニワのキックボード乗り! 折原伊桜です」

最近あまり聴かない自己紹介だけど、かなり好き😊

王よ、さらに版図を広げましょうぞ! 😊

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