温もりは永遠に続くと、そう、信じていた。
湯船は全てを抱きしめてくれる。
頭の中を占領する確かな汚れを
排水溝の奥底へ葬り、
白い豊潤な香りに包まれて
刹那、解き放たれる。
夜風にさらされた心が
じんわりとほどけ、
束の間の休息が
音もなく訪れる。
それが、無防備な身体を
奈落の患いに突き落とす
所業と知っていながら。
🍀気づきと、希望と、キッカケと。🍀 2年間、教師ののちテストを作る編集部 学童、パソコン教室を経て、 ゲーム関係のカスタマーサポート。 「生まれたての感情を孵してゆく」 https://mobile.twitter.com/EGG_TODAY