先進医療体験記〜体外授精/移植周期編
こんにちは、風香です🍀
今回は体外受精のレポ後半、移植周期についてです。前半は体も財布も痛かったですが、後半は財布が痛いのと、薬が多くて面倒って感じです。
ステップアップ迷われてる方はぜひ参考にしてください。
1.体外受精とは(前記事の復習)
体外受精の経験談は、一つ前の記事と2本立てでお送りしています。前半を見ないとこちらの記事がわかりにくいと思うので、ご一読いただければと思います。
私の場合、1回の移植に至るまでに、採卵周期と移植周期を別で持ったので、その経緯や、前半戦である「採卵周期」のことが、費用とともに解説してあります。
採卵周期後の「休憩周期」について
前記事でも、タイミング法や人工授精の記事でも書きましたが、私は卵胞を育てるのにただでさえ時間がかかるタイプです。
そこへきて、採卵という目的で、普段より多めに育てるために注射で応援しまくるという鬼畜の所業治療をするので、卵巣への負担は計り知れないものがあります。
実際、採卵周期後は2度とも、次の生理が来ても卵巣が腫れっぱなしでした。医師曰く、珍しいことではないとのことで、負荷をかけたまま移植して失敗すると元も子もないので、1周期休憩を入れることになりました。
ただ、私の場合、また卵胞の発育が悪くてその休憩周期が伸び伸びになる可能性があったため、"早送り"をするために医師の指示があったタイミングで8日か10日くらいピルを服用しました。
2.移植周期の流れ(私の場合)
お待たせいたしました!
激痛の採卵を我慢して、ジリジリしながら休憩周期を過ごし、ここからいよいよ移植周期の話です😆
通院スケジュール
移植周期は4度やりましたが、通院回数は約5〜6回でした。
まずはいつも通り生理開始直後に1回行って、ホルモンチェック(採血)と今周期の計画(移植日必ず受診できるかの確認)をします。
また、この日はもう一つ大切なことも決めます。
それは、「自然周期」で移植するか「ホルモンコントロール周期」(以後HRC)で移植するか、です。
なぜこれが大切かというと、HRCは4種の薬を周期中使いこなさないといけないのと、その分費用が嵩むからです。全然難易度が違います。
HRCの方がいいと医師が判断したら、この日は看護師からお薬セットをもらって解説を受けます。
移植周期前半のみの飲み薬と、周期を通して使用する貼り薬です。
d13くらいで2回目の受診をし、卵胞の発育具合を見ます。
採卵した卵は受精させて胚盤胞まで5〜6日分育てた段階で凍結してあるので、私の体も「排卵日の5日後」の状態の時に、解凍した胚盤胞を移植するのがベストマッチです。
ということで、この日の卵胞の発育具合から、「あと何日後に移植日とするか」を医師が推測し、決めます。
まあ、薬でゴリゴリにコントロールしてるのでそんなにずれませんけどね。
私が行ってた病院では、移植日は予約可能な日時が確か限られてるのと、医師を選べないので注意が必要です。
移植当日のこと
さてそんなこんなで薬まみれの半月を過ごして、d19あたりがいよいよ移植日です。
この日に限っては、やること、というか、患者側の負担は人工授精の時とほぼ同じです。
与えられた個室で着替え、採卵の時トラウマになる痛みを感じたあの手術室に再び入室。
本人確認を経て内診台と同じような形の手術台に上がり、看護士さんの声掛けと共に脚パッカーンのいつもの姿勢に。
この辺りですでに医師が登場していて、膣から子宮にカテーテルを通し、その中を胚盤胞様をお通ししていきます。最後に、子宮内膜のふかふかな部分にペトッとくっつけて終わりです。
エコーでカテーテルの中を通って子宮に着地する胚盤胞様の様子を患者自身も見ることができるので面白いですよ。
あと、人工授精とか子宮頸がん検診が大丈夫な人はこれも痛くないと思います。私は「ちょっとした違和感」程度でした。
移植が終わる頃から飲み薬がかわり、朝晩になるのと、毎朝膣座薬が始まります。
そして9日後(d28)あたりに再度受診して、採血で妊娠判定となります。
3.費用公開
はいそれではここから費用なのですが、いつも通りセンシティブな話題のため、有料にさせていただきます。すみません。
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