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【どうやって決心した?】凍結胚破棄の決断【心が痛む】

こんにちは、風香です🍀

今回は、せっかく採卵して精子と出会わせた受精卵ちゃんたちを破棄した話です。破棄に至る理由や私の考え方、浮いた費用について力説します。

命の卵の取り扱い、私たち夫婦の分身でもある受精卵だったので、本当に迷いました。もし今検討中の方がいらっしゃったら、考え方の一つとして知っていただけたら幸いです。

1.最大の理由:妊娠

そうなれば悩みはしないよ、というお声が聞こえてきそうですが、やっぱり吹っ切れたのは自然に妊娠できたことが分かったから。
それでも前回の流産の記憶がよぎってしまい、なかなか決断できませんでした。

それでも凍結延長するかどうかを決断すべき期日は採卵の1年後なのでどんどん迫ってきます。そんな時に無理やりにでも破棄の決断した理由を2点紹介します。

12週の壁を越えた+NIPT陰性

ただ妊娠できただけだとまだ心配は尽きなかったのですが、心拍確認、12週の壁を越え…のあたりで採卵から1年を迎えました。ここらへんでは今回の妊娠がおそらく流産には終わらないだろうという感じがしてきたので、ここで気づいていてもおそらく破棄の判断ができていたかなと思います。

ただ、本来は1年以内に延長or破棄の手続きをしなければならないものの、忘れていたためついでにNIPTの陰性が確認もできました。そのころに催促の通知が来たため、まあいっか、と思うことができました。

9回の治療を経て、二人目不妊になったとしてここで続けるか?

既往のない20代が9周期も治療して実らず、一応私も納得ずくってことではあったけど早めにステップアップしてどんどんお高い治療になって。。。
それでいてなんと自然に妊娠できた、ということに疑問がありました。

赤ちゃんは授かりものなので、治療がよくなかったとかそういうことではないのだと思いますが、就活の時もよく言う「ご縁がなかった」というものなのではないかと思いました。
二人目不妊になったとして、ここまでのご縁のなさを感じた病院に再度来るだろうか?と自問自答したところ、なんとなくNoな気がしました。

2.後押ししてくれた助産師の言葉

前節の通り、この不妊治療病院とはご縁のなさを感じたので、妊娠後は、通っていた不妊治療院の系列の産科ではなく、別の産科に通いました。

その産科では、妊娠期間中に3回、助産師との面談があるのですが、ちょうどその初回が、凍結胚の延長・破棄の判断の時期でした。

こちらの記事でもちらっと触れた通り、保健相談で既往かなんかを聞かれたときに念のため不妊治療をしていたけど今回は自然妊娠したことを伝えました。

そのまま勢いで「いま凍結胚破棄の期限を迎えかけてて迷っている」と相談してみました。すると、あくまで自分たち夫婦で決めることである点を念頭に置きながらも、

  • 聞いている感じ、その病院はあなたにすごくマッチしているというわけではないと思う

  • 妊娠できることはわかったわけだし

  • 凍結を延長するのには費用がかかるけど、そのお金を今お腹で育っているその子にかけてあげるのも手だよ

というアドバイスをくれました。特に、妊娠できることが分かったというのと、せっかく育ち始めた"この子"をまずは大切にすることから始めよう。とポジティブに考えることができるようになりました。

3.かからなかった費用

凍結胚には1個あたり55,000円の保管費用が1年ごとにかかります。
私は2個預けていたので、11万円/年がかかるということになります。

2歳差までだとちょっと近すぎてお世話が大変かなという気がしていたので、少なくとも22万円がかかることになり、これはさすがに助産師さんの言う、まず「この子」を大事にするために使う額として使うほうがいいかなと思いました。


ということで、2つの凍結胚を破棄する決断に至りました。
それでも心はやっぱり痛みます。私のところに来てくれてありがとう。産んであげられなくてごめんね。
こんな母ちゃんでよかったら、いつかまた戻ってきてくれたらいいな。

おわり

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